フォーレ:バラード 嬰へ長調 作品19(ピアノと管弦楽版)

フォーレ:バラード 嬰へ長調 作品19(ピアノと管弦楽版)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=8gzOKHI-fYE )。1879年、24歳のフォーレは最初期のピアノ独奏作品としてバラード 嬰へ長調 作品19( sm33787531 )を作曲し、楽譜を携えてリストの元を訪れ、作品に対する批評を乞いました。それに対し、リストはバラードに良い評価を与えませんでした。これは、作品の途中でピアニストに「3本の手」を要求するかのような箇所があり、ピアノ独奏作品としては難があると判断したためです(リストは実際に演奏した際「手が足りない!」と叫んだといわれています)。ただし、作品に光る部分があることにリストは気付いており、フォーレの並々ならぬ才能を認めました。 フォーレは1881年、本作をピアノと管弦楽のために編曲しました。この編曲について、リストの批評が彼に影響を及ぼしたのは明らかで、一説にはリスト自身が「管弦楽伴奏を追加するのはどうか」と助言したのが編曲のきっかけだったとも言われています。現在では、この管弦楽伴奏付の編曲版の方が演奏機会に恵まれています。ジョン・オグドン(ピアノ)ルイ・フレモー指揮バーミンガム市交響楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33787799