Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=MvrzwZvCXo0 )。1918年、シェーンベルクは当時の現代音楽作品の演奏を目的とする「私的演奏協会」を設立し、1919年~1921年に多くの作品の演奏会を精力的に開催しました。この演奏会では野次を飛ばす聴衆や悪意ある批評家を締め出すため会員制とされましたが、そのため大規模な管弦楽作品をそのまま演奏できる経済力がなく、シェーンベルクを中心とする会員たちにより、ピアノや室内楽に編曲された状態で演奏されました。そのように編曲された作品の1つがドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」で、シェーンベルクの指示により弟子のベンノ・ザックスが10人編成の室内楽版として編曲しました。なので、本来は「ベンノ・ザックス編曲」が正しいのですが、実際の編曲作業を主導したのはシェーンベルク本人で、ザックスは師匠の指示に従って作業を行ったため、実質的には「シェーンベルク編曲」と見なされることが多いようです。サラスティーナ・ミュージック・ソサエティ