メンデルスゾーン:葬送行進曲 イ短調 作品103

メンデルスゾーン:葬送行進曲 イ短調 作品103

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=se-UHOgJddU )。1836年、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者となっていたメンデルスゾーンのもとに、作曲家としての将来を期待されていたノルベルト・ブルグミュラー(1810 - 1836)の訃報が届きます。彼はてんかんを患っており、アーヘンで療養していたのですが、入浴中に発作を起こし、浴場で溺死するという悲運に見舞われたのでした。ノルベルトの早すぎる死(享年26歳)は彼の才能を知る多くの音楽家たちに衝撃を与えました。シューマンは「シューベルトの死(享年31歳)以来、最も悲しい」と嘆き、未完成で遺された交響曲第2番を補筆します。シューマン同様に彼の死を嘆いたメンデルスゾーンは、ノルベルトのために吹奏楽のための「葬送行進曲」作品103を作曲しました。彼が吹奏楽のために作曲した作品は本作のほかには「吹奏楽のための序曲」作品24しかなく、ノルベルトの死がメンデルスゾーンにもたらした衝撃の大きさをうかがい知ることができます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34016740