バッハ:カンタータ第150番「主よ、われ汝を仰ぎ望む」BWV150

バッハ:カンタータ第150番「主よ、われ汝を仰ぎ望む」BWV150

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=gTO03xRoCaU )。バッハのカンタータ第150番「主よ、われ汝を仰ぎ望む」BWV150は詩篇第25章の基づき、1708年~1709年に作曲されました。これは、彼が作曲して現存するカンタータの中で最も古い、つまり最も早く作曲された作品と考えられています。そのためか、作品の様式は全体的に古風であり、バッハの個性が充分に発揮されていないという意見もあります。ただし、終曲(第7曲)「わが苦しみの日々を」は4小節のバス主題に基づくシャコンヌで、後に対位法の大家となるバッハの片鱗が見える優れた楽曲となっています。なお、後の1882年に本作の楽譜を手に入れたブラームスはシャコンヌの出来栄えに感動し、このシャコンヌの主題に基づいて交響曲の楽章を作曲することを思いつきました。その着想は3年後の1885年、交響曲第4番の第4楽章として結実することとなります。フィリップ・ピエルロ指揮リチェルカール・コンソート

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34069849