バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 ト短調 BWV1001(エネスク)

バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 ト短調 BWV1001(エネスク)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=ab3mcNba6n8 )。「ルーマニア狂詩曲」第1番の作曲者として有名なジョルジェ・エネスク(ジョルジュ・エネスコ:1881 - 1955)は作曲家であると同時に、20世紀前半において最高のヴァイオリニストとされ、同時代のクライスラーやティボーとともに「三大ヴァイオリニスト」と称されるほどでした。本人は作曲家としての名声を望んだため、それほど録音には熱心ではなかったとされていますが、それでも少なくない数の録音を遺しており、特に1920年代の録音は全盛期の彼の技巧が評判通りであることを偲ばせるものとなっています。 エネスクは1930年代に一旦ヴァイオリニストとして引退し、後進の指導に専念します(教え子はメニューインやグリュミオー等)。1940年代、エネスクは自分のヴァイオリン演奏を後世に遺す必要性を感じ、演奏・録音活動を再開しました。その中で最も評価が高いとされるのが、1948年に録音したバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲です。SPレコード時代の録音は良好とはいえず、当時67歳であったエネスクの演奏も技巧的には全盛期に及ぶべくもないものの、そこから生まれる音の響きは奥行きが深く、録音の悪さを補うほど充実したものとなっています。ジョルジェ・エネスク(ヴァイオリン)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34206673