Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=tAZ4H6SBl7A )。バッハのオルガン曲「前奏曲とフーガ」ニ長調 BWV532のピアノ独奏用編曲版としてはブゾーニによるものが知られていますが、スコットランド出身でドイツに帰化したピアニスト・作曲家のオイゲン・ダルベール(1864 - 1932)も本作の編曲版を残しています。ブゾーニ版がピアノの表現力の限界まで駆使した華麗な響きを追及しているのに比べると、ダルベール版は原曲の音を丹念になぞった端正な響きと言えます。とはいえ、後半のフーガでは力強い低音部の響きが聴かれ、晩年のリストの弟子となった出自を思わせる部分もあります。マーサ・ゴールドスタイン(ピアノ)