諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第55回「2019年の動きを振り返る」

諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第55回「2019年の動きを振り返る」

諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年12月22日に放送した第55回では、いつもの有明海漁民・市民ネットワーク東京事務局の4人と現地事務局の時津良治さんで、今年1年の動きを振り返りました。2019年は最高裁が係属中の3件の開門訴訟に対して判断を行いました。諫早湾内の漁業者による開門訴訟と、漁業者の独立当事者参加による開門差し止め訴訟の上告は、漁業者側の敗訴となりました。また、漁業者側が開門しない国に対して課している制裁金をめぐる請求異議訴訟では、漁業者側を敗訴とした福岡高裁判決が破棄され、高裁に差し戻しとなりました。長崎地裁では最高裁で独立当事者参加が認められなかった諫早湾内の漁業者による開門訴訟(第4陣)や、干拓地から撤退した営農者による開門訴訟も始まっています。農水省の動きとしては、新しい農水大臣と九州農政局長が就任早々現地を視察しましたが、開門しないという頑なな姿勢に終始しています。一方で有明海の漁業環境は以前として深刻な状況が続いていて、佐賀県・福岡県のタイラギ漁は8年連続の休漁となってしまいました。諫早湾内や周辺のカキ養殖も壊滅的な被害が発生しています。こうした2019年の出来事を取りまとめ、レギュラーメンバーでトークしました。ぜひお聴きください。  mylist/48084459  

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36161702