ベルンハルト・クルーセル:クラリネット協奏曲第3番 変ロ長調 作品11

ベルンハルト・クルーセル:クラリネット協奏曲第3番 変ロ長調 作品11

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=uFXSHmroIFI )。フィンランドの作曲家ベルンハルト・ヘンリク・クルーセル(1775 - 1838)はベートーヴェンより5歳年下にあたり、優れたクラリネット奏者として活躍するとともに、自身が演奏することを考慮した技巧的なクラリネットのための作品を多数作曲しました。彼は番号付きのクラリネット協奏曲を3曲残していますが、これらのうち第3番 変ロ長調 作品11は最も早い1807年に初稿が作曲されたと推測されています。しかしクルーセルはこの作品を長らく発表せず、20年以上経った後に改訂を行ったうえで1828年にようやく出版しました。これは後に作曲されたクラリネット協奏曲第1番と第2番より10年以上遅れていたため、この協奏曲には「第3番」の番号が付けられました。作品としては他の2曲と同様、モーツァルトの作品に続く純粋な古典派のクラリネット協奏曲であり、クルーセルが自分の演奏能力を念頭に置いた華麗なクラリネットの技巧を楽しむことができる佳作といえます。ペール・ビルマン(クラリネット)ジェラール・コルステン指揮ウプサラ室内管弦楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37946684