Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=e8sN6p9bPiE )。ロッシーニと同じ年にロンドンで生まれた作曲家フィリップ・チプリアーニ・ハンブリー・ポッター(1792 - 1871)は、ウィーンに留学してベートーヴェンの助言を受けるなどして研鑽を積み、ベートーヴェンやメンデルスゾーンのピアノ協奏曲のイギリス初演などの演奏活動、更には王立音楽アカデミーでの教育活動により、当時は音楽的に後進国だったイギリスの音楽水準の底上げに貢献しました。ポッターはベートーヴェンに代表されるウィーン音楽界の影響を大きく受けた前期ロマン派の作曲家であり、最も作曲に力を入れたのは全10曲の交響曲ですが、現存するのは9曲で、1曲は破棄されたと推測されます。1832年に作曲した交響曲 ト短調はメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」と同年代の作品で、彼の交響曲の中で比較的高い評価を受けており、同じ1832年に交響曲を作曲した若きワーグナーも称賛したといわれています。なお、彼は交響曲の番号付けについて独自の基準を設ける一方で、番号を付けなかった作品があり、後の専門家が混乱することとなりました。これは本作も例外ではなく、作曲家自身によって「第2番」「第10番」の2つの番号付けがなされました。現在では、素直に作曲年順である「第6番」と番号付けがなされています。ヒラリー・デイヴァン・ウェットン指揮ミルトン・キーンズ・シティ管弦楽団