バッハ:カンタータ第113番「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」BWV113

バッハ:カンタータ第113番「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」BWV113

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=KcosBkNGjPI )。バッハのカンタータ「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」BWV113は1724年、この年の三位一体後第11主日にあたる8月20日に初演されました。この日の福音書章句はルカによる福音書から「ファリサイ派の人と徴税人」のたとえが取り上げられています。これは、自分を誇示するファリサイ派の人よりも、自らを罪人として憐れみを乞う徴税人が正しく「だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる」という話で、罪を自覚し悔い改めることによって義とされるという内容になっています。本作の歌詞もこの内容に沿って「自分の心の苦しみや悲しみがイエスの言葉による救いによって癒される」という意味合いが歌われています。音楽様式としては、ドイツのルター派神学者バルトロメウス・リングヴァルト(1532 - 1599)の作詞によるコラール「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」の旋律や歌詞が全8曲の随所で引用されており、コラールとの結びつきが強いカンタータとなっています。なお、このコラールはカンタータ131番「主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ」でも使われています。マグダレーナ・コジェナー(ソプラノ)ウィリアム・タワーズ(アルト)マーク・パドモア(テノール)シュテファン・ローゲス(バス)ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツモンテヴェルディ合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40517710