ザレンプスキ:ピアノ五重奏曲 ト短調 作品34(2011年実況録音 第3楽章アンコール付)

ザレンプスキ:ピアノ五重奏曲 ト短調 作品34(2011年実況録音 第3楽章アンコール付)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=bQ4Xdbe9Jv8 )。ユリウシュ・ザレンプスキ(1854 - 1885)はポーランドのピアニスト・作曲家で、ショパンとシマノフスキの間の時期にピアノ演奏や作曲などの音楽活動を行いました。彼の優れた才能はフランツ・リストが「天才だけが持つひらめき」と認めて約1年間個人レッスンを行うほどで、リストを介してザレンプスキを知ったボロディンは手紙の中で「ピアニストとして、ザレンプスキは悪魔のような才能を持っていますが、作曲家としても才能があります」と称賛しました。しかしザレンプスキの活動がもっぱらポーランド国外で行われたことに加え、結核により31歳の若さで死去したため、彼の存在はポーランド国内では長らく忘れられていました。ザレンプスキの短い生涯の中で代表作とされているのは、彼の最後の年である1885年に作曲されたピアノ五重奏曲 ト短調 作品34ですが、作曲直後にザレンプスキがこの世を去ったため、長い間存在が知られることがなく、ようやく1931年に日の目を見ることとなります。作品は、ショパンやリストの影響を受けつつも印象派を先取りするかのような先進的な響きが聴かれ、現在ではポーランド人作曲家による室内楽作品の最高傑作の1つとまで評価されており、ザレンプスキの早すぎる死が惜しまれます。なお、この動画は2011年のワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホールにおける演奏会の実況録音で、全曲演奏(~40:36)の後に約8分の拍手が続いた後、第3楽章がアンコールとして再度演奏されています(48:03~)。マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)バルトゥオミ・ニジョウ、アガタ・シムチェフスカ(ヴァイオリン)リダ・チェン(ヴィオラ)アレクサンドル・ネウストローエフ(チェロ)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40668719