バッハ:カンタータ第132番「道を備え、大路を備えよ」BWV132

バッハ:カンタータ第132番「道を備え、大路を備えよ」BWV132

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=tRA6Q1HBnFA )。バッハのカンタータ「道を備え、大路を備えよ」BWV132は1715年に作曲され、同年の待降節第4日曜日である12月22日にヴァイマルで初演されました。「待降節(Advent)」はイエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことで、儀式の上ではクリスマスを準備する期間となります。この時期に披露された本作は、洗礼者ヨハネの記事に基づき、間近に迫った救世主の降臨を準備する意味が歌詞で歌われます。音楽構成には小編成の室内楽と独唱が中心となる全6曲の小規模な作品で、合唱も終曲(第6曲)のみとなっていますが、現存する資料には終曲の楽譜がないため、同じ歌詞によるBWV164の終結コラールを演奏するのが習慣となっています。なお、後にバッハはライプツィヒに赴任しますが、そこでは待降節期間中は第1日曜日以外にカンタータは演奏されなかったため、第4日曜日のために作曲された本作はバッハの生前には再演されることはありませんでした。カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40795517