バッハ:カンタータ第138番「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV138

バッハ:カンタータ第138番「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV138

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=ProeL6tKzxw )。バッハのカンタータ「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV138は1723年、三位一体節後第15日曜日である9月5日に初演されました。この日はマタイによる福音書から「日々の思い悩みは無益であり、天の父のなさることを常に信頼せよ」といった説教がなされており、本作もその内容に沿った作者不詳のコラール「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」が引用されています。音楽様式としては、全7曲のうち第1、3、7曲でコラールが引用され、特に第1、3曲ではコラールを歌う合唱とソロのレシタティーヴォを組み合わせており、翌年以降にバッハが量産するコラール・カンタータの様式を先取りする実験がなされたと評価されています。なお第5曲のバスのアリアは、後にミサ曲 ト長調 BWV236の第3曲「Gratias」に転用されました。ジギスヴァルト・クイケン指揮ラ・プティット・バンド

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40900554