カタルーニャ民謡(カザルス編):鳥の歌

カタルーニャ民謡(カザルス編):鳥の歌

「鳥の歌」は、スペイン、カタルーニャの民謡。クリスマス・キャロルであり、キリスト聖誕を鳥が祝っている様子を歌っている。カタルーニャ出身のチェロ奏者パブロ・カザルスの編曲・演奏によって世界的に知られるようになり、またチェロのレパートリーとして演奏されるようになった。カザルスは、スペイン内戦が勃発するとフランスに亡命し、終生フランコ独裁政権への抗議と反ファシズムの立場を貫いた。第二次世界大戦後の1945年に演奏活動を一時的に再開するが、各国政府がフランコ政権を容認する姿勢に失望し、公開演奏停止を宣言した。カザルスが「鳥の歌」を演奏し始めたのは、第二次世界大戦が終結した1945年といわれる。この曲には、故郷への思慕と平和の願いが結びついており、以後カザルスの愛奏曲となった。1971年10月24日、カザルス94歳のときに世界国際平和デーに国際連合本部で演奏会を行った際に、この曲をアンコールで演奏し、世界中に放送された。演奏にあたってカザルスは、平和を求めるメッセージとともに、「私の生まれ故郷カタルーニャの鳥は peace! peace! peace!(peace=平和)と鳴くのです」と語り、約14年ぶりに公開の場でチェロを演奏した。ボーカル:めろう作曲:カタルーニャ民謡編曲:パブロ・カザルス

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40926234