バッハ:カンタータ第144番「おのがものを取りて、行け」BWV144

バッハ:カンタータ第144番「おのがものを取りて、行け」BWV144

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=V_v7PUC7Dxs )。カンタータ「おのがものを取りて、行け」BWV144は1724年にバッハが作曲し、同年2月6日の七旬節の礼拝において初演されました。この日の礼拝ではマタイ福音書から「葡萄畑の労働者の喩え」が述べられました。これは、葡萄畑で一日中働いた者と、日暮れ前に呼び寄せた者に、主人が等しい日当を支払ったため労働者が不平を言い、これに対して主人は彼との契約を守りつつ、僅かでも働いてくれた者にも等しく報いたいと願ったことを打ち明け、その嫉妬心を厳しく諌めたという話で、カンタータはこの話に沿って「神の真意を信じて信仰を貫きなさい」といった歌詞が歌われます。音楽様式としては、オーボエ2本と弦楽器・通奏低音という必要最小限の編成により、1724年のバッハのカンタータの中では、極めて地味な伴奏が付いた小規模な作品となっています。このことから本作の演奏機会は多くないうえ、作風がバッハらしからぬという理由で一時は偽作説が唱えられるほどで、それほど評価が高くありません。なお、本作はバッハの自筆による総譜が遺されており、現在ではバッハの真作とする意見が優勢になっています。アンスガル・プファイファー(ソプラノ)ポール・エスウッド(アルト)クルト・エクヴィルツ(テノール) グスタフ・レオンハルト指揮コレギウム・ヴォカーレ・ヘントレオンハルト・コンソートハノーヴァー少年合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41078417