バッハ:カンタータ第148番「その御名にふさわしき栄光を」BWV148

バッハ:カンタータ第148番「その御名にふさわしき栄光を」BWV148

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=C44qiMunmRI )。バッハのカンタータ「その御名にふさわしき栄光を」BWV148は自筆譜が遺されておらず、最も古い楽譜が18世紀後半の筆写譜であるため、正確な作曲年代はわかっていません。ただ、本作の歌詞の内容が三位一体節後第17日曜日の福音章句に対応しており、この日に初演される目的で作曲されたことはほぼ確実と見られています。また、歌詞の語句が1725年に出版された台本に基づくことから、バッハがライプツィヒに着任した後の1723年か1725年の該当祝日に演奏するために作曲された(1724年の該当祝日はBWV114が演奏されたため除外)と推測されます。当日の福音章句は安息日に病人を癒し、形式にこだわるファリサイ派を非難するイエスを描いたものですが、本作の歌詞は「安息日」「安らぎの場所」というような表象をあれこれ取り上げつつ、「最後の時には神の大いなる安息日の宴席に招かれたい」といった、単純に安息日を讃える内容になっています。全6曲のうち、冒頭曲はトランペットがリードする、喜びに満ちた合唱曲で、その後はテノールとアルトによるアリアとレチタティーヴォが交互に続きます。終曲のコラールは歌詞の指定がありませんが、これは筆写譜の不備によるもので、新バッハ全集では作者不詳のコラール「私の愛しい神に」の第6節が指定されています。ポール・エスウッド(アルト)クルト・エクウィルツ(テノール)ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクステルツ少年合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41220763