(拔粹) 國際關係の研究者の間では、戰爭が長期化するとエスカレートする傾向、他の國も戰ひに卷き込まれ、暴力のレベルがエスカレートする可能性が高くなる事が知られてゐる。 ウクライナでこのやうなことが起こる可能性は現實的です。 また、ウクライナで核兵器が使はれる可能性もあり、それがロシアとアメリカの核の応酬に發展する可能性すらある。 根本的な理由は、雙方にとつて賭け金が非常に高く、どちらも負けるわけにはいかないから。 ロシアにとつてウクライナの西側への合流は存亡の危機であり、排除されなければならない。 つまり、現實的にはロシアはウクライナでの戰爭に勝たなければならない。一方、バイデン政權は、ウクライナでロシアを打ち負かすことだけが目標ではないことを強調してゐる。 その政策は、この戰爭でモスクワが直面してゐる本質的な脅威を大きく増幅させる。モスクワが戰爭に勝つことがこれまで以上に重要になる。 明らかに雙方が勝つことはできない。 ここには逆説がある。 米國とその同盟國が、戰爭目的を達成するために成功すればするほど、戰爭目的を達成すればするほど、核戰爭になる可能性は高くなります。 逆に、アメリカとNATOの同盟國が敗北に向かつてゐるやうに見える場合はどうなるのでせうか。 その場合、米國と同盟國は戰鬪に更に深く關與することになる。 更に、ロシアと西側諸國との間の關係も、完全に惡化してゐます。修復するのに何年もかかるだらう。 NATOとEUはかつてないほど良好な状態にあるが、水面下には深い龜裂があり、それはやがて顯在化すると思はれる。 最後に、紛爭は既に世界經濟に大きな打撃を與へてをり、この状況は時間とともに更に惡化する可能性が高い。 結論として、現在進行中のウクライナ紛爭は、巨大な災害である。 その原因究明は、世界中の人々を卷き込むことになるだらう。 事實と論理を信じる人なら、この列車事故は米國とその同盟國に大きな責任があることにすぐに氣がつくだらう。 米國は、ロシアの安全保障上の深い懸念を受け入れることを拒否しただけである。 そのかはりに、米國はウクライナをロシアの西の防波堤にしようと執拗に動いた。 悲劇的な眞實は、若し西側がNATOのウクライナへの進出を追求しなければウクライナで戰爭が起こることはなかつただらう。つまり、西側諸國はウクライナを破滅への道へと導く中心的な役割を擔つてゐたの です。 歴史は米國とその同盟國を嚴しく裁くだらう。