バッハ:カンタータ第153番「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」BWV153

バッハ:カンタータ第153番「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」BWV153

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=TuAqhuHl0so )。バッハのカンタータ「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」BWV153は、1723年末~1724年1月初旬にかけてのクリスマスシーズンに初演されたカンタータの1つで、1724年1月2日(新年後第1日曜日)に初演されました。本作は合唱が単純な4声コラール3曲のみ、伴奏も弦三部と通奏低音のみ、管楽器やソプラノはなしという簡素な構成で演奏されます。これは、年末年始のクリスマスシーズンにバッハが新作カンタータを次々に初演したため、トマス教会合唱団と管楽器奏者の疲労が蓄積することを考慮し、団員を休ませるためにあえて少人数で演奏可能な曲を作曲したとされています。この日の福音書章句はマタイによる福音書から、ヘロデ王がベツレヘム周辺で2歳以下の男の子を虐殺させた話がとりあげられていることから、本作の歌詞にはクリスマスや新年の祝賀気分はなく、ヘロデによる嬰児虐殺の場面から、キリスト教徒が耐えるべき試練について歌われます。Stefan Rampf(アルト)クルト・エクウィルツ(テノール)トーマス・ハンプソン(バス) ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクステルツ少年合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41284381