バッハ:カンタータ第155番「わが神よ、いつまで、ああいつまでか」BWV155

バッハ:カンタータ第155番「わが神よ、いつまで、ああいつまでか」BWV155

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=5uKjvD6FZNo )。バッハのカンタータ「わが神よ、いつまで、ああいつまでか」BWV155は1716年、この年の顕現節後第2日曜日にあたる1月19日に初演されました。この日の福音書章句は「酒がなくなって困っているところに奇蹟により水がワインに変わって事なきを得た」というもので、この逸話に基づいて、歌詞では果てしない苦悩から、やがて苦悩が終わる時への希望、やがて重荷がおろされ、神の元に飛び込んでゆく喜びといった物語が歌われています。音楽様式としては、レシタティーヴォとアリアが交互に2曲ずつ、そしてコラールの全5曲からなる簡素なものですが、第2曲のアルトとテノールのデュエットによるアリアではファゴットに難しいソロパート(通常の現代楽器では出せない低い音を含む)を吹かせるなど、カンタータに新風を呼び込もうとするバッハの意欲的な試みがうかがえ、バッハのカンタータを研究するうえで注目すべき作品となっています。ユリア・ノイマン(ソプラノ)マーゴット・オイツィンガー(アルト)ユリウス・プファイファー(テノール)ラファエル・ユート(バス) ルドルフ・ルッツ指揮バッハ財団管弦楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41474289