バッハ:カンタータ第181番「軽佻浮薄なる霊の者ども」BWV181

バッハ:カンタータ第181番「軽佻浮薄なる霊の者ども」BWV181

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=xdIqBGk6PJ0 )。バッハのカンタータ「軽佻浮薄なる霊の者ども」BWV181は1724年に作曲され、この年の復活祭前第8主日に当たる2月13日に初演されました。この日の福音書章句はルカによる福音書から「『種を蒔く人』のたとえ」で、神を「種を蒔く人」に、神の教えを「種」にたとえ、神の教えは全ての土地に平等に行き渡るが、その種が育つのは「良い土地」(信心深い人が大勢いる場所)であると説いています。本作はこの章句に沿って、神の言葉(種)を芽吹かせる良い土壌となるよう備えよと呼びかける歌詞が歌われます。初演時の楽器編成は弦とトランペットのみという簡素なものでしたが、後年の再演時にオーボエとトラヴェルソが追加されており、現在ではこの再演時の編成で演奏されるのが一般的です。また、本作は通常のカンタータでは冒頭に置かれる合唱がなく、いきなりアリアで始まります。更に、普段は最後に演奏される単純4声体のコラール楽章がなく、途中のアリアやレシタティーヴォにもコラールの素材が使われておらず、作品中に全くコラールの要素が現われないという、珍しいカンタータとなっています。ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)アレックス・ポッター(アルト)ユリウス・プファイファー(テノール)クラウス・メルテンス(バス) ルドルフ・ルッツ指揮バッハ財団管弦楽団バッハ財団合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42233312