バッハ:カンタータ「急げ、渦巻く風ども(フェーブスとパンの争い)」BWV201

バッハ:カンタータ「急げ、渦巻く風ども(フェーブスとパンの争い)」BWV201

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=ORxbBLry6dE )。バッハが1729年に作曲した世俗カンタータ「急げ、渦巻く風ども」BWV201は、ギリシャ神話を題材にした作品です。別名は「フェーブスとパンの争い」と呼ばれていますが、これはフェーブス(アポロ)と牧神パンが歌を競い合い、フェーブスがパンを打ち負かすという筋立てによるもので、演奏時間は1時間弱に及ぶ大作となっています。作曲当時、バッハの作品は他の音楽家や評論家から時代遅れの音楽との批判を受けるようになっていました。それらの批判にバッハが反論するために本作は作曲されたと考えられています。すなわち、正当な音楽を好むフェーブスと新しい音楽を好むパンを対比させ、最終的にフェーブスが勝利することで「(バッハが手掛ける)正当な音楽こそが勝つ」と音楽的に宣言しており、題名にある「渦巻く風ども」とは、バッハを巡る音楽的論争、バッハに対する批判的言説を表しているとされています。カタリーナ・ペルジケ(ソプラノ)Sophie Harmsen(アルト)アンドレアス・カラシアク、Michael Berner(テノール)Krešimir Stražanac、Matthias Horn(バス) カイ・ヨハンセン指揮シュティフスバロック・シュトゥットガルトシュトゥットガルト合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43196731