バッハ:カンタータ第21番「わが心に憂い多かりき」BWV21

バッハ:カンタータ第21番「わが心に憂い多かりき」BWV21

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=TIaOgfO_a8k )。バッハが1713年に作曲し、同年の三位一体主日後第3主日である10月8日にヴァイマルで初演されたと推測されているカンタータ「わが心に憂い多かりき」BWV21は、彼の創作初期におけるカンタータですが、バッハは生涯において何度も改訂して再演しています。音楽構成においては、1713年の初演時点ではハ短調で全6曲の標準的な規模でしたが、翌1714年に曲が追加されて2部構成で全11曲、演奏時間が約40分(ヴァイマル稿)と大規模になり、さらにケーテン時代にニ短調に移調した版(ケーテン稿)が作られ、そしてライプツィヒに移った後に金管楽器を追加して演奏規模を拡大して再びハ短調に戻しており(ライプツィヒ稿)、現在では一般的にライプツィヒ稿による演奏が行われています。歌詞は、前半は題名が示す通りこの世における「憂い」をもたらす辛さが歌われ、後半ではそのような憂いが神への信仰によって無意味なものになるとし、神を讃えて曲を締めくくります。しかし、上記の通り何度も改訂されていることから、演奏日の福音書章句と歌詞の内容は必ずしも一致しておらず、バッハ自身が自筆譜に「いずれの時期に演奏してもいい」とメモ書きしています。楽曲はバッハがコラール・カンタータの様式を確立する以前の作品であるため、第1部は合唱が古風な形式となっていますが、第2部では青年期のバッハが革新的な要素を意欲的に盛り込んでおり、初期カンタータの中ではトップクラスの評価を誇る名作といえます。バルバラ・シュリック(ソプラノ)ジェラール・レーヌ(アルト)ハワード・クルーク(テノール)ピーター・ハーヴェイ(バス)フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャペル・ロワイヤルコレギウム・ヴォカーレ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm44245273