Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=AjI-iJbxTKw )。バッハがチェンバロ独奏用に作曲した協奏曲は全部で14曲現存していますが、これらのほとんどは別の楽器のための協奏曲を編曲したものと推測されています。2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調 BWV1060もその一つで、原曲はオーボエ、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲だったと考えられています。そこで、その原曲はバッハがケーテンにいたころに優れたオーボエ奏者と出会い、それがきっかけで作曲されたと推測されていますが、その楽譜は散逸して現存しておらず、そもそもバッハ自身が作曲したものかどうかも確定していないとする見方もあります。とはいえ、2台の独奏チェンバロが掛け合いをしながら奏でられる曲は極めて独創的で、円熟期のバッハが生み出したチェンバロ協奏曲の傑作であることは疑いないように思われます。ヘドヴィヒ・ビルグラム(チェンバロ)カール・リヒター(チェンバロ、指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団