切断考察 #閠introdction: https://note.com/ukiyojingu/n/n466eb39db6aa 『Psychedelic Trash: 生活』収録曲Bandcamp: https://rjnk.bandcamp.com/album/psychedelic-trash ※一部歌詞に誤りがありました。後ほど本動画を差し替えます。生成AIを媒介とした楽曲連作『非在探求』を経て、私は制作主体の配分を再編成し、演算環境から身体へと重心を再帰的に回収する。本シリーズ『切断考察』は、AIが常態化した制作条件のもとでなお駆動しうる〈最小身体〉の作動域を測定する試みだ。骨格生成を機械に委ねつつ、採否の最終判断を呼吸・脈拍・瞬目といった生理的時間に同期させ、人間的遅延を制作回路へ意図的に挿入する。ここでいう〈切断〉は破壊の身振りではない。意味過剰に対する冷却操作である。音響面では帯域の計画的抹消、無音の挿入、通信断の擬制によって、非在都市のサウンドスケープを反復しつつ、別様の聴取条件を構成する。映像・テキストにおいても、過飽和した連続性を分節化し、断片を「意味の手前」へ差し戻す編集を反復する。切断とは、意味生成を停止するのではなく、その発酵条件を低温保存するための一次工程にほかならない。この操作は、制作に固有の技法というより、むしろ生活の深部に潜む構造の露出でもある。そのためには、どこか馴染みあるような構造、意味を反復し貼付する、そのような実践こそが日常を形成するのではないかという姿勢を、ここから読み取りたく思う。生活とは、他者の身振り・語彙・旋律の不断の模倣によって辛うじて維持される反復装置であるからだ。私たちは既製のリズムを無意識にサンプリングし、継ぎ合わせることで自己同一性を更新している。本シリーズは、この準剽窃的日常を否認するのではなく、むしろ継ぎ目を露出させ、模倣のノイズを可聴化することで、借用された時間からの微細な逸脱可能性を測定する。『切断考察』は、接続性の最適化を志向するプロジェクトではない。接続の選択そのものを再記述するための聴取プロトコルである。都市の残響場と身体の生理リズムが干渉する臨界面において、幽霊的に立ち現れる「半‐主体的声」を捕捉すること——その実験的布置こそが、この理論的かつ実践的射程である。