2026ボカロック投稿祭参加曲です!今回の曲は15~16世紀のスコットランドの数学者「ジョン・ネイピア」と彼が発見した「対数」に関する曲です。・対数が発見されたのは大航海時代と呼ばれる、新天地を求めて海へ出るという活動が盛んな時代でした。船が目的地にたどり着くためには、自分の位置を正確に把握するための精密な計算が必要で、命にかかわる重要なものでした。ネイピアはその計算のための三角関数を使った公式も発見しています。・そしてこの計算には大きい数のかけ算・わり算をする必要があり、この計算をしなければならない天文学者たちの大きな負担となっていました。・そんな中ネイピアが発見した対数は、MVの左に書いてあるようなものです。aを「底(てい)」、Mを「真数」、pを「指数」と言います。この式は「aをp乗するとMになる」ということを表しています。例えばa=2、M=8だったらp=3になります(ついてこれてる~?)。要するに「同じ数字を何回かけ算したか」を表すものです。・そしてこの対数はMVの右に書いてある式の通り「かけ算(積)をたし算(和)に変える」ことができます。大きい数のかけ算よりたし算の方がはるかに計算が簡単になります。これにより海難事故のリスクや計算の負担が減り「対数は天文学者の寿命を倍に伸ばした」と言われています。・対数は英語でlogarithms(ロガリズム)と言い、ギリシャ語のlogos(神の言葉)とarithmos(数)を合わせてネイピアが作った言葉です。それくらい対数には大きな力があると考えていたということだと思います。・ネイピアは20年かけて対数を精密に計算するための「対数表」を作りました。そしてその過程で、私たちが現在使っている「小数点」を作りました。・ちなみに「人間の感覚の大きさは、受ける刺激の強さの対数に比例する」という法則があります(ウェーバー・フェヒナーの法則)。カレーの辛味成分を倍々にしても辛さの感じ方は倍々にならないじゃないですか。あんな感じです(適当)。音でも匂いでも重さでも、刺激が大きくなるほど感覚がマヒして、少し変わったくらいじゃ気づかないことがあると思いますが、このような人間の感覚にも対数が隠れています(音の大きさを表す単位のデシベルも同じ)。音が高くなるほどギターのフレットが狭くなったり、ピアノの弦が短くなっていくのも対数や指数が関係しています。・他にも対数は地震の強さを表すマグニチュードや、酸性・アルカリ性の強さを表すpHなど、私達の身近のあらゆるところで私たちを支えてくれています。「logとか意味不」って思ってた人もちょっと見直してあげてください。