Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=8P4pQK5dLGI )。バッハのカンタータ「われは喜びて十字架を負わん」BWV56は、1726年の三位一体節後第19日曜日に演奏するために作曲され、この年の三位一体節後第19日曜日である10月27日にライプツィヒで初演されました。初演日の礼拝では、マタイ福音書から、「イエスが中風患者を癒す奇跡を起こし、群集はイエスを畏怖し、神を讃美する」という逸話が語られます。この故事に基づき、この日のカンタータでは患者の視点から救いを待つものが多いのですが、本作の歌詞はこの逸話とあまり関連していません。本作では、イエスが船でガリラヤ湖を渡って町に着いたことが主題になっており、人生を船旅になぞらえて、穏やかな入港の時、つまり臨終によって救済されるというものとなっています。音楽的には、本作はバッハが作曲したバス独唱用のカンタータ(4曲)のうちの1つで、BWV82と並んで演奏機会の多い作品です。このうち、BWV82は本来アルト独唱作品として構想されたのに対し、本作は純粋なバス独唱用として作曲されており、バッハによるバス(およびバリトン)のための作品として、現在に至るまで多くの歌手に重視されています。クラウス・メルテンス(バス)ルドルフ・ルッツ指揮バッハ財団管弦楽団バッハ財団合唱団