ukiyojingu+結月ゆかり『切断を反復することでエンコードに失敗する都市の言葉は、幽霊の如く情報空間を揺「墸」うだろう。それでもなお、言葉が思想を伝達し得ると信じてしまうのは何故か。』

ukiyojingu+結月ゆかり『切断を反復することでエンコードに失敗する都市の言葉は、幽霊の如く情報空間を揺「墸」うだろう。それでもなお、言葉が思想を伝達し得ると信じてしまうのは何故か。』

切断考察#墸introdction: https://note.com/ukiyojingu/n/n466eb39db6aa 「幽霊楽曲投稿祭2026」参加作。幽霊文字(ゆうれいもじ、英:ghost character)は、JIS基本漢字に含まれる、典拠不明の文字(漢字)の総称。幽霊漢字(ゆうれいかんじ)、幽霊字(ゆうれいじ)とも呼ぶ。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BD%E9%9C%8A%E6%96%87%E5%AD%97 漢字は表音文字たる西洋のそれと比較して比べ物にならないほどの文字があり、それらは形式を変えながらも、長い期間をかけて維持されたうえで今日に至ってきた。しかしながら、繰り返しの転記において発生したミスを原因に、意図せず文字が分解・再構成された末に、本来日本語としては存在するはずのない言葉が不意に発生してしまうことがあった。存在しない文字であるそれらは「幽霊文字」と形容され、20世紀後半に通商産業省が制定したJIS基本漢字において典拠不明の文字として登録され、コンピュータ上で入力はできるものの、実際にその文字を用いる機会が存在しない孤独な存在として、今日でもデジタル空間上を揺蕩う存在とされている。作者はこれまでポエトリーリーディングを通した言語表現を探求するなかで、特に21世紀以後のデジタル空間固有の、言葉の意味が厳格に捉えられることのない特異な空間が徐々に現実世界に侵攻していること、またそれゆえに現実社会において言葉の厳格さが徐々に崩壊していることへの危機感を持ってきた。ありていに言えば「言葉に責任を持て」ということを繰り返し主張してきたわけだが、しかしながら、そもそも責任をもって言葉に立ち向かうとは一体、どういうことなのだろうか。言葉の言語体系が徐々に変容していくことに対し抵抗することが、言葉にいかなる貢献をするだろう。正しい表現のされ方、そして受容のされ方がどんどん変わっていくこの時代において、言葉はむしろこれまでの用法から遠く切断された形で実践され、そのうえで切断された言葉から未来を考察することこそ、最も重要ではなかろうか。切断された言葉から考察すること。無責任ではない形で言葉を解体し、機械的で厳格な言葉から繊細な手法で距離を取ること——プログラムのような機械的言語から遠く離れることで、機械的な都市に苦悩を与え、人間性を回復すること。何かが伝わると信じることを、やめてしまうこと。その糸口は、あるいはデジタル空間に意図せず放り投げられた幽霊たちへの着眼にこそ、あるのかもしれないのだ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm46593565