フェドセーエフさんのラフマニノフ 「交響曲第2番ホ短調」 第4楽章

フェドセーエフさんのラフマニノフ 「交響曲第2番ホ短調」 第4楽章

この作品は、ロシアの交響曲の伝統に従って、ドラマティックな連続体として構成されている。動機や「旋律の絶えざる美しい流れ」の強調といったこの曲の特色は、チャイコフスキーの《交響曲第5番》やバラキレフの《交響曲第2番》といった前例に倣うものであり、ゆくゆくはプロコフィエフの《交響曲第5番》やショスタコーヴィチの《交響曲第5番》にも受け継がれるものであった。ただしラフマニノフは、この曲において主要なモチーフをチャイコフスキーのように標題的な「固定観念」としては利用しておらず、より純音楽的な循環主題として処理している。演奏は私の大好きな、ウラジーミル・フェドセーエフさん指揮のモスクワ放送交響楽団の皆さんです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm9564392