【中野区】アメリカカンザイシロアリ

【中野区】アメリカカンザイシロアリ

アメリカカンザイシロアリが国内で初めて確認されたのは1976年の江戸川区だ。輸入家具などに潜伏して侵入したと考えられており、現在は中野区内で局所的な繁殖と深刻な被害が多発している。因みに隣接する杉並区では被害報告がほとんどない。 一般的なヤマトシロアリやイエシロアリは湿った木材を好み、土中から「蟻道」を作って侵入するため、被害箇所が連続しており比較的発見しやすい。対してアメリカカンザイシロアリは、乾燥した木材で繁殖でき、家具や天井、柱など屋内のあらゆる場所に巣を作る。また、羽アリが飛来して直接木材に侵入するため蟻道を作らず、被害が家中に点在するのが特徴だ。さらに、一軒で被害が判明した場合、近隣の数十軒にまで拡大している可能性が極めて高い。 発見のポイントは二点ある。一つは6月から10月にかけての「羽アリの発生」、もう一つは壁際などに落ちている「砂粒状の糞(ふん)」だ。これは盛り塩のような形状で堆積する。 現在の中野区の対応は、相談は無料だが駆除費用は全額自己負担となっている。しかし、アメリカカンザイシロアリの特性上、一軒だけが駆除を行っても近隣が対策をしなければ、再飛来による被害は免れない。そのため、近隣の複数世帯が共同で駆除を行う場合など、条件付きでの助成金制度の創設が必要だ。あわせて、被害報告を受けた区が周辺住民へ通知・注意喚起を行う仕組みの構築も重要である。新宿区や世田谷区でも被害が確認されている以上、広域的な連携も視野に入れ、取り組むべきである。

http://www.nicovideo.jp/watch/ss46185867