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ぴゃおぞらサイダー(game size)
『エラーです』
『別の組み合わせを試してください』
男は、不愉快な電子音に叩き起こされた。
「またか……」
ノートパッドは既に沈黙し、コードの入力を待っている。
入力すれば内容に則した夢とも、仮想現実ともとれる不思議な光景を見た後、電子音と共に目覚めることになるのを男は理解していた。
試した回数は80回を越え、与えられた単語の組み合わせを全て試し終わったばかりなのだから。
「どうしろって言うんだ……」
無力感に苛まれ、男は天を仰いだ。飽き飽きする程度の種類しかない食料に、何も書かれていない本でいっぱいの本棚、入力しても結局エラーしか帰ってこないノートパッド……。
とうとう、することもできることもなくなってしまった。笑う気力さえ起きない。
「……いや、まだ出来る事はあるはずだ」
自分に言い聞かせるように呟き、立ち上がる。そうでもしなければ気が狂いそうだった。
「一冊一冊、全部ひっくり返してみよう。そうすれば何か手がかりがあるかもしれない」
コードは全てノートパッドから提示されたものだ。
それに、白紙だらけの本も全て中身を確認した訳ではない。男はその一点の希望に縋ることにした。
「……? これは……」
やけに重厚で豪華な本に、何かが挟まれているのを発見した。
数枚程度のレポート用紙を、紐で纏めたものだった。表紙には「機密」と赤いハンコが押されている。
確信した。この中には大きな手がかりが眠っている。
現状の打開が見えてきた興奮のまま、男は紙をめくり────
「…………?」
────首を傾げた。
めくった先にはたった一言、『おうちロボット』とだけ書かれていた。
思わずため息をつく。状況の説明を期待していただけに落胆はかなりのものだった。
「いや、これも手がかりには違いない」
挫けそうになる心を前向きな言葉で誤魔化し、男はノートパッドを拾う。
『復元を試しますか?』
『失敗すると定着しません』
聞き慣れた音声ガイドを聞き流しながら、男は『おうちロボット』、と入力する。
途端。次々とコードが入力されていく。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!?」
静止しようと試みるがノートパッドは受け付けない。
『おうちロボット』『広告ポスター』『歌』『お祈り』
あっという間に入力は終了した。
『再生しますか?』
音声ガイドが問いかけてくる。
「────もちろんだ」
乗るしかない。男には他に手がかりはないのだ。
返答の直後、操る糸が切られたかのように体から力が抜け、床に倒れ込む。
何度体験しても、再生が始まる前の脱力には慣れないな、と男は心の中でひとりごちた。
スーパーマドカワールド アスレチック面
「このダンジョン長い〜…。出口まだ〜?」
「まだ3階分しか降りてないでしょ」
「だって雛菜、もうMPがピンチなんだもん〜。透先輩もでしょ〜?」
「え、分かる?」
「雛菜はもっと自分を回復する頻度を減らして。透はモンスターと出会い頭に即死呪文使いすぎ。MPは計画的に使って」
「へいへい」
「ユアクマちゃんも疲れたって〜。ね〜円香先輩、MP分けて〜」
「戦士職がろくにMP持ってる訳ないでしょ」
「あ…あそこに休めそうなスペースがあるよ…!」
「え〜、ほんと〜! 休も休も〜♡」
「わ、私起きて周りを見張ってるから…。三人とも、休んでてていいよ…!」
「小糸は疲れてないの」
「え…だ、大丈夫だよ…! 私はまだHPもMPもあるし…!」
「そう…浅倉寝るの早っ」
「もっと…もっとみんなの役に立たないと…」
「小糸」
「…あ。円香ちゃん起こしちゃった? ごめんね…!」
「別に…ただ寝付けなかっただけ」
「見張り、変わるから」
「あ、ありがとう…! でも、これだけ終わってから…」
「…それは?」
「さっきモンスターがドロップしてたアイテム。組み合わせて、何か作れないかなって…!」
「これは…盾?」
「あ…一応、武器のつもりで作ってたんだけど…」
「やっぱり…鍛冶屋さんとかに作って貰った方がいいかな…?」
「…そうかもね。装備品の錬金なら、街に職人の人もいるだろうし」
「そ、そうだよね…」
「…小糸」
「さっき全滅した時の事、気にしてるの」
「え…そ、そんな…」
「…」
「円香ちゃんも、透ちゃんも、雛菜ちゃんも…戦いを重ねて段々強くなっていってるのに…。私だけ、私だけが取り残されてて…」
「ぴええっ!!」
「小糸ちゃん、大丈夫〜!?」
「まずい…私の後ろに隠れて」
「早いとこ倒しちゃお、このボス」
「ま、まただ…。やっぱり…」
「小糸?」
「みんなはちゃんと順調にレベルアップして強くなってるのに、私だけがみんなより遅れてて…」
「小糸…そんな事はーー」
「今までの戦いで私が頑張れたのは…私の実力じゃなくて、全部この伝説の勇者の装備のおかげ…。私が強いんじゃなくて、この装備が強かったんだ…!」
「円香ちゃん…」
「私の事、置いて行ってもいいよ…」
「…!」
「このまま進んでいたら私が足手纏いになっちゃうし…。私と違って三人とも強いから、きっと私がいなくてもプロデューサーさんを助けられると思うから…」
続きはpixivに。雛菜とセ
先駆ぴゃ⇒sm37720354
マリオストーリー ヤハヤハロード
「残暑が厳しいざんしょ」
「は?」
「ま、まだまだ暑いよね…! 毎日…!」
「なんか涼しくなる方法ないかな〜?」
『何だ何だ四人共、このくらいの暑さでへばっちゃうなんて、情けないなぁ!』
「うわ…暑苦しい」
「ん〜? プロデューサー、なんか涼しそう〜」
『ふっふっふ…これを見るんだ!』バサッ
「わぁ…! ジャケットの裏に、保冷剤がいっぱい…!」
『まだまだ残暑が厳しいからな、対策を練っておいたんだ! どうだ羨ましいだろう!』
「虎の威を借りておいて」
「羨ましい〜…」
『ははは、今の俺は歩く保冷剤さ!』
「ふーん…じゃ、私も体に当てよ。保冷剤」
「え…透ちゃん、保冷剤持って来てるの…?」
「え。あるじゃん、目の前に」
「ぎゅー」
『わっ、とっ透いきなりどうした!?』
「あー、気持ちいー…」
「あ〜、いいな〜! 雛菜もプロデューサーにぎゅ〜ってする〜!」
『ひ、雛菜まで…!』
「「極楽〜♡」」
「い、いいな…」
「二人もおいでよ、涼しいよ」
「え、いいの…?」
「みんなで涼しくなろ〜♡」
『俺の許可は取らないのか…?』
「プロデューサーさん! 失礼しますっ!」
「…」
『小糸…いや円香まで…!』
『…』
『(…まあ、これはこれでいいか)』
『四人共、さすがにそろそろ…その、仕事が…』
「…あれ。なんか、ぬるい」
「保冷剤、もう溶けてるのかも」
「や、やっぱり五人も冷やしてたから…」
『よ、ようやく解放される…』
「あ〜! ズボンの保冷剤、まだカチカチで冷たい〜♡」
『ゲッ、そっちにも仕込んでんのバレた!』
「みんな、プロデューサーの下半身に集まれー」
「は〜い♡」
『(なんか嫌な予感…)』
「ん〜? この保冷剤、まだカチカチだけど冷たくない〜。何これ〜?」サワサワ
続きはpixivに。
ふともも太郎(主演:市川雛菜)
先駆ぴゃ⇒sm37566741
マリオぴゃーティ2 あおぞらのかなたへ出るつもりじゃなかったし
私、福丸小糸! 高校一年生!
ひょんな事から幼馴染の3人と魔法少女をやる事になっちゃった!
「ノクチルイエロ〜♡」
「ノクチルパープル!」
「ノクチルピンク(無関心)」
「…あ、忘れてた。ノクチルブルー」
「「「「さよなら、透明だった僕たち! チルアウト・ノクチルカ!(全然合ってない)」」」」
『よし、今回も収録バッチリだぞ! 相変わらず全然合ってないけど!』
「変身バンクって、毎回同じ物を使い回すんじゃないんだね…。知らなかった…」
「単にあの人の編集技術が足りなくていちいち撮ってるだけだと思うけど」
「だから静止画ばっかりなんだね〜」
『雛菜…それは何の話だ?』
透ちゃんが闇堕ちして、私達と戦う事に! 一体何があったの…!?
「透ちゃん、目を覚ましてよ!」
「嘗て透明だった少女は深海色に染まる…深く、深く深淵に、光差す望みの地へと還る事もなく」
「…ただ中二病を患っただけじゃないの」
『まあ、口上だけならコンペイト☆キスといい勝負…グヘッ!』
「(膝蹴り)」
「滅してよ。その身体が芥に変わるまで」
「ね。どうかな、私の決め台詞」
『うーん…今後の期待を込めて80点かな』
「高得点じゃん。やった」
「透先輩、闇堕ちしてもカッコいい〜♡」
「みんな呑気すぎるよ…」
「じゃ、行くから。容赦しないよ」
「ちょっと…何で私ばっかり執拗に狙う訳」
「…だって樋口、昨日プロデューサーと二人きりでご飯行ってたでしょ。みんなに内緒で」
「は? それだけ…!?」
『…まさかそれで闇堕ちしたのか?』
「…あは〜? 円香先輩、抜け駆けですか〜?」
「円香ちゃん…。信じてたのに…」
『うわ…闇堕ちヒーローが増えた』
「違うから…この人から急に誘ってきただけ。たまには二人でって」
「え」
「あは〜?」
「ぴぇ…」
『ん、なんか嫌な予感…ちょっ離して! 何する気…』
『ご、ごめんなさい…♡』ビクンビクン
「分かればよろしい〜♡」
「プロデューサーさん、こんな大きいの入るんだ…」
「楽しかったわ、闇堕ち。また今度やろっと」
「気軽にホイホイ闇堕ちしないで」
「えー。誘いにホイホイ乗った樋口に言われたくないなー」
「あは〜、そう言えば円香先輩も同罪だよね〜♡」
「た、確かに…!」
「は…? ちょっ何して、やめ…♡」
ひなの憧憬
『機械をストップさせるパスコードは……
我が最愛のアイドル。
非常時にこれを入力しろ。
プロデューサー』
mylist/70508637
お風呂沸いたね、小糸ちゃん
お誕生日おめでとうございます。
みなさん今すぐシャニマスログインして小糸ちゃんにプレゼントをあげてください。かわいいですyああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああほんとすき
推しの誕生日こんなそわそわするんですね(去年は福丸小糸合作を作っていたのでそわそわする暇がなありませんでした)
報告
Pカップ小糸ちゃん12位
友人(絵とか描いてくれるそやっくさん)はにちかちゃん13位
おいでよノクチルの森 タイトルBGM
食う者と餌付けする者、そのおこぼれを狙う者。
お菓子を持たぬ者は施される楽園の村。
あらゆる煩悩が霧散する小糸の村。
ここは保護者達が作り出した惑星シャニマスのユートピア。
円香の躰に染みついたお菓子の香りに惹かれて、
可愛い奴らが集まってくる。
次回「お願いだからむせないで、小糸」。
小糸が舐める円香のアメは甘い。
ニンテンドーDS「おいでよ どうぶつの森」より タイトルBGM
どうぶつの森シリーズのタイトルBGMはどれも名曲揃いですよね
ノクチ・ルチルのテーマ(ケポラ・ゲボラ)
「ふふっ プロデューサー、こっちだよ」
『透なのか…? どうしたんだその姿は…』
「え? うん… フクロウ?」
『そこじゃなくて』
「そんなことよりさ、 居るよ この先のお城に、 お姫様。 見張りのはづきさんに見つからないようにね」
(首が回転する)
「この世界はね~? いつでも時間が流れてるみたいだけど~…」
「現実の時間が進まないと、同じ物語を繰り返すだけみたい~?」
「先が見たければ~ 更新を待つしかないね~」
「どんなお話が見れるか~ 雛菜も楽しみ~♡」
『雛菜!? 何を言って…』
(首が回転する)
「不思議だよね プロデューサーにとっては長い月日が、この世界では無かったも同然。」
「のぼろうよ ジャングルジム。 あの日と今を行き来して、何度でも」
「この先 プロデューサーの勇気にさ、かかってるんだ この世界の未来」
「見守ってるからさ これまでもこれからも、私」
「聞く? もう一回」
→いいえ
はい
『待ってくれ! 透!』
「おつかれ、また明日」
(飛び立つノクチルのような謎の生物)
『何だったんだ…』
NINTENDO64「ゼルダの伝説 時のオカリナ」より「ケポラ・ゲボラのテーマ」
怪文書考えられるほど色々と理解度が高くないので基本は原作改変で練習
BBはその内公開するかも
しあわせ~♡のお面やは~♡
夏葉のケツで作ったリュックサック
NINTENDO64「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」より「お面屋のテーマ」
お面屋との会話シーンで流れる、いやしの歌のアレンジ曲ですね
タイトルありきで作ったのですが微妙に伝わり辛い気もします
一応原曲不使用です
ノクチルのお店(時のオカリナ)
ルピーないわ(店内と飛び石を往復)
NINTENDO64「ゼルダの伝説 時のオカリナ」より「お店」
身長が足りなくてずっとピョンピョンしてる小糸とそれを見守る円香
大海原へ出るつもりじゃなかったし(風のタクト)
ポン……と響く タクトの音
波間にひしめく カモメたちの声
ひるがえる 船の帆
タライとホースは、ぼくらの手に宿る
ニンテンドー ゲームキューブ「ゼルダの伝説 風のタクト」より「大海原」
聞いている時間が多いので必然的に記憶に残る曲ですよね
コイトレーニング(星のピャービィ64)
ピャービィのコピーノクチルのつかいかたを
しってる [しらない]
(ピロンッ)
~♪(チュートリアル映像と共に流れ出す軽快な音楽)
NINTENDO64「星のカービィ64」より「トレーニング」
カービィ64の曲の中でもホント好きです
この程度でも普段の数倍の労力をかけて作りました
追記:一箇所コラし忘れている所がありました お許し下さい
(あとコメントとかいいね下さい… 本当に嬉しいので…)
透明の聖痕(奪われた刻印)
超高速でカサカサ移動する透 VS 常時バックステップで移動する円香
ニンテンドーDS「悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印」より「黄昏の聖痕」
欲張って色々並行して作業した結果、挫折してスランプなので没供養です
ヒナゴンクエストⅣ Part.1
幼少の頃、ドラクエⅣを遊ぶ兄の隣で一緒にゲーム画面を見ていた。物語を理解せずとも何んとなしに楽しんでいたが、私は心の機微を知らない子供だったので、深い所を感じとる事は出来なかった。
ある日、兄がいつものようにファミコンを起動すると、デロデロと不快な電子音が流れた。呪いの曲だ––この忌々しい旋律が、心の準備も無しに耳に入る事ほど恐ろしい事も無いだろう。不意の出来事に驚いたが試練はこれからで、ほどなくして画面に表示されたメッセージに私たち兄弟は釘付けになった。
『おきのどくですが ぼうけんのしょは きえてしまいました』
この現象は初めて見るが、セーブデータが消えたことは子供でも分かる。恐る恐る隣を見ると、さっきまでニコニコと笑っていた兄の表情が消えていた。静寂で部屋が凍り付く。私は悩んだ。ここから黙って抜け出すか、声をかけるべきか。しばし逡巡していると、呪詛の瘴気に当てられて兄が狂い始めた。絶叫して手当たり次第に物を投げたかと思えば、逃げるタイミングを失った私の顔に腹いせの鉄拳が飛ぶ。何度となく殴りつけられた私はドラクエを恨んだ。セーブデータを消したドラクエのせいだ。この痛みは全てドラクエが悪いのだ。
電車に揺られながら、今朝見た夢を思い出して頬の傷を撫でる。呪いは私の顔に生涯の傷痕を残した。おかげで引け目の多い青春を過ごすハメを見たが、それは過去の話。今や私は人生の春を謳歌している。きっかけは雛菜だった。283プロに就職して彼女と出会い、心を奪われた。
事務所に到着し、リビングの扉を開ける。––絶句した。訳が分からないが、そこに半透明になった雛菜が横たわっている。鞄を投げて駆け寄る私に彼女が嘆いた。
「雛菜、毎日ごろ~んしたいだけなのに……」
雛菜は人間の幸せを食べる「本物の」妖怪だ。空気中にただよう幸福エネルギーを少しずつ吸収することで健気に生きてきた。しかし、今や世界はあまりにも不幸に満ちている。雛菜が摂取出来る栄養などとうに残っておらず、彼女はみるみるやつれていった。衰弱する雛菜が妖怪だと知った時は驚いたが、これは彼女に恩返しをする良い機会だと思った。私に人生の喜びを教えてくれた雛菜に、たくさん元気になって貰おう。弱りゆく彼女に、私は持てる限りの愛情を注いだ。
けれども全ては虚しく、いま雛菜が消えようとしている。嫌だ!彼女の体を揺すって何度も名前を呼んだ。
「今までありがと~、ばいばい~……」
取り乱す私の前で雛菜が笑って、消えた。存在の消失を感じたその瞬間、頬からドッと血が流れた。古傷が痛み、封じてきた思いがあふれだす。ドラクエが憎い。雛菜を消した世界が憎い。昔は分からなかったピサロの心が、ようやく理解出来た。<後半に続く>
ヒナゴンクエストⅣ Part.2
雛菜が消えて数か月が経っても、私の復讐心が色褪せることはなかった。ノクチルの活動は継続することになったが、どうも私には雛菜しか見えていないらしい。粛々と計画の準備を終えた私は、事務所でノクチルを待った。雛菜なき世に未練なし、伝言を終えたらこの命を終わらせよう。これから起こすことを考えて久々に楽しくなっていると、いつの間にか傍に人が来ていた。居たのは円香と小糸と……透はいないのか。
「おはようございますプロデューサー。あぁ、浅倉は遅れて来ますから。……は?何を言ってるんです?」「プロデューサーさん!落ち着いてください!危な、ぴゃあ!?」
私は雛菜への愛を高らかに語ると、呪いを置き土産にして窓の外へ飛び立った。
動画「ヒナゴンクエスト」とハッシュタグ「#呪シャニマス」は周到に用意された時限爆弾だ。とりわけ動画は下劣を極め、少女の頭を鍵盤に落として演奏するソレは地獄の様相を呈した。もし世界中に拡散されたヒナクエが爆発すれば、多くの犠牲者を出してドラクエの名に傷をつけるだろう。
「やってくれましたね。ミスター・草加次郎」
円香には爆弾処理の心得がある。彼の死を見届けた円香は速やかに行動を開始し、まずはハッシュタグ爆弾の解除に成功した。
動画爆弾の処理に取り掛かって数分。いくつかの工程を済ませて円香は拍子抜けしていた。あまりにも順調すぎる。まるでプロデューサーには復讐の意思が無いように感じた。それは生前の優しい彼を知る円香にはもっともな発想で、解体が易しいのも合点がいく。すっかり気を緩めた円香は爆弾処理の最終工程を迎え––自分の目を疑った。
『解呪方法:ヒナクエⅣ百万いいね達成』
無理だ!動揺した円香は努めて冷静を取り繕おうとするが、息つく間もなく動画が勝手に再生を始める。生首がヒナヒナと愉快に歌い出し、見る者の心を恐怖で押しつぶした。吸い込んだ息を喉に詰まらせ、円香が縮み上がる。そこに颯爽と透が現れた。
「持ってきたよ。世界中のいいね」
袋一杯のいいねを見せる透の姿に円香は微笑んだ。
––円香ちゃんが壊れちゃった。手を止めて透ちゃんの名前をうわ言のように呟いている。こんなの全然よゆーです!なんて強がってみるけど頭は真っ白で、流れる動画をただ最後まで見ていた。再生を終えた動画が黒煙を吐いて膨らみ始める。呪いの曲が何度も流れて部屋の中で反響し、現実味の無さに意識が朦朧とした。
『おきのどくですが ぼうけんのしょは きえてしまいました』
世界を揺るがした連続爆破テロはドラクエがきっかけで起こったのか。いいや、プロデューサーが愛を知ったが故だ。愛する者を失った彼はピサロとなり、とうとうデスピサロが為しえなかった本懐を遂げた。続きはpixivで
ひななの挑戦状
「残暑が厳しいざんしょ」
「は?」
「ユアクマちゃん…! 暑いからってアイスばっかり食べたら身体壊しちゃうよ…!」
「(平気だよ、と何処吹く風)」
「も〜、それで最後だよ〜?」
「(食べ終わって満足したのか、ソファで眠りにつく)」
「今日のユアクマちゃん、自由だね…」
「小糸、タオルかけてあげて」
「あ、うん…!」
「(ヨダレをたらして熟睡している)」
「夢の中でもアイス食べてるのかな…」
「ユアクマちゃん、桃の缶詰食べる〜?」
「(布団の中で小さく頷く)」
『タオル吹っ飛ばして昼寝してたのも祟ったんだろうな。身体冷やして風邪とは…』
「その桃の後はコレね。お薬」
「(薬の瓶を見て咄嗟に向こうを向く)」
「ユアクマちゃん…! ちゃんとお薬飲まないと風邪治らないんだよ…!」
「(だって苦いのイヤなんだもん、と拒絶している)」
「そんなに苦いの。それ」
「…うげ」
「なんで試したの」
「(雛菜に助けを求めようとする)」
「ん〜?」
「ユアクマちゃんは立派なクマちゃんだから、苦〜いお薬も平気なんだよね〜? 雛菜知ってるよ〜♡」
「…! そ、そうだよ…! ユアクマちゃんなら苦いお薬なんて余裕だよね…!」
「(でも…という顔)」
『(耳打ちしながら)チャンスだぞ。その薬を飲んで、自分は立派なクマなんだって皆に見せてやるんだ』
「(Pに鼓舞されて、何とか決心を固める)」
「(勇気を出して薬を飲む)」
「(…余りの苦さに毛が逆立っている)」
『うお、本物の熊みたいになったな…』
「(涙目になるも、我慢して飲んだようだ)」
「ユアクマちゃん偉い〜! よしよし〜♡」
「さすがユアクマちゃん…! 立派だね…!」
「樋口、水もっと…オエェ」
「立派じゃない人が一人…」
「手を横にー。あら危ない」
「(屈んで透の手を回避している)」
「上手い上手い。そんな感じ」
「ユアクマちゃん、元気になって良かったね…!」
「何でアルゴリズム体操してるの」
『お、みんな。仕事先からお土産のアイスが沢山届いたんだ。好きなだけ食べていいぞ』
「わぁ…! す、凄い…!」
「有名店のやつじゃん。いいね」
「(目を輝かせている)」
「ユアクマちゃんも一緒にアイス食べよ〜?」
「(…この前の風邪の事を思い出す)」
「(今日は一つだけにしようかな…と遠慮している)」
『ははは、それがいいかもな』
「事務所がアイスだらけばい〜!」
「恋鐘ちゃん、桃の缶詰食べる…?」
「ふぇっくしょい!」
ノクチル天国 忍者の子孫
『…おっと、ふるふるシェイカーがもう空になってた。コンビニへ買い足しにでも行くか』
「浅倉透スフィンクス」
『え?』
「ブォ…」
『な、何だ…?』
「あー…」
「浅倉透スフィンクス。ブォ…」
『いや…聞こえなかった訳じゃないよ』
「あ! 透ちゃん、こんな所にいた…!」
『あ、3人とも…!』
「透先輩、それってスフィンクスの着ぐるみ〜?」
『聞いてくれよ。さっきから透…浅倉透スフィンクスがドアの前から動いてくれないんだ』
「何でマリオオデッセイのキャラクターみたいな格好してるの」
「いやー。昨日さ、学校の図書室で謎解きの本読んでて。コレ」
「"おもちうさぎのなぞなぞ大ぼうけん"…」
「タイトルからして完全に小学生向けの本でしょ」
「謎解きマニアだから。今の私」
『ああ…スフィンクスって、そういう事か…。にちかの普段の睡眠姿勢でも真似してんのかと思った』
「ここを通りたければ、私のナゾに挑戦しろー」
『…まあいいだろう。その挑戦、受けて立つぞ!』
「わたしもお手伝いします…!」(←味方)
「…」(←こっちも)
「よーし。それじゃ問題」
「下図において2曲線で囲まれる図形を直線の周りに回転させてできる立体の体積を求めよ」
https://www.pixiv.net/artworks/103260660
「答えは"(2/3)(485-252 log6)√2 π"…!」
「ぐわあああああ(謎の爆破)」
「それじゃ、みんなでコンビニ行こ〜♡」
『今さらっと凄いやり取りしてなかった?』
「このくらい出来て当然です、福丸小糸としてはね」
『そうなの…』
「(楽しそうに"おもちうさぎのなぞなぞ大ぼうけん"を読んでいる)」
「ユアクマ、一人でずるいぴゃ! わたしにも見せるぴゃ!」
「おや。ここにまた二人、ナゾへと向かう小さな冒険者が誕生したようだね」
「事務所が英国紳士だらけb…」
「脊髄反射で答えが分かるような問題…、サービス問題だよね。ね? 恋鐘ちゃん…♪」
「ふぇっ!?」
スーパーマドカUSA 地上BGM
『うちのアイドルってさあ、"樹里ちゃん"ってフレーズ好きだよね』
「冒頭から何言ってんだ…?」
『ほら、果穂とか智代子って…樹里の事を“樹里ちゃん”って呼んだりするだろ?』
『…だから…今回の投コメは…、登場人物に”樹里ちゃん”としか言わせない事に決めた!』
「…。何―っ!?」
『ははっ、これで果穂も大満足だな』
「アホかーっ! アンタ、果穂をなめてるだろ!」
『なめてへん、なめてへん』
『…とゆー訳で、次の大段落から早速始めるぜー!』
「アタシ知らないぞ…」
樹里ちゃんのまき
智代子「樹里ちゃーん!!」
智代子「樹里ちゃん樹里ちゃん。樹里ちゃん」
果穂「樹里ちゃん樹里ちゃん。樹里ちゃん樹里ちゃん」ジュリチャンジュリチャンジュリチャンジュリチャンジュリチャンジュリチャン
智代子「樹里ちゃん!! 樹里ちゃん樹里ちゃん。樹里ちゃん!!」ジュリチャンッ
果穂、智代子「樹里ちゃん」「樹里ちゃん樹里ちゃん」
千雪「樹里ちゃん樹里ちゃん。樹里ちゃん樹里ちゃん」
樹里ちゃん
樹里ちゃん
樹里ちゃん
樹里ちゃん
樹里ちゃん
樹里ちゃん
樹里ちゃん
樹里ちゃん
果穂、智代子「「…」」
果穂、智代子「「樹里ちゃん!」」
智代子「樹里ちゃん、樹里ちゃん樹里ちゃん」
果穂「樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん。樹里ちゃん」
智代子「樹里ちゃん樹里ちゃん。樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん」
果穂「樹里ちゃん樹里ちゃん!! 樹里ちゃん!」「樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん!!」ジュリチャンッ
果穂「樹里ちゃん樹里ちゃん! 樹里ちゃーんっ!!」
樹里ちゃんっ!
果穂「樹…」
智代子「樹里…ちゃん?」
千雪「…」
千雪「樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん、樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん樹里ちゃん!!」ジュリチャンッ
果穂、智代子「「(樹里ちゃん!)」」
智代子「樹里ちゃん…、樹里ちゃん…樹里ちゃん…」
果穂「樹里ちゃん樹里ちゃん…、樹里ちゃん…」
果穂、智代子「「樹里ちゃん樹里ちゃん!!」」「「樹里ちゃーんっ!!」」ジュリチャンッ
樹里ちゃん。
「やめーーっっ!!」
続きはpixivに。
フライデーナイトぴゃンキン Gospel
『みんな、お疲れ様! 差し入れにカップケーキを沢山作ってきたぞ!』
「サンキュ…いやこれ作りすぎだろ」
『賞味期限の近いリカバリーソーダが山ほどあってさ、ははは…。後半フラッフラになりながら作ったよ』
「一番差し入れが必要なのはあなたでは」
『いや…いいんだ。それより、このカップケーキをかけてゲームでもやろうじゃないか』
『ルールは簡単。今からみんなで“ん”が沢山付く言葉を言うんだ。言葉の中にある“ん”の数だけ、ケーキをあげるってヤツだ』
「“ん”が沢山付く言葉…?」
「やば。チンプンカンプンだわ」
「お、透。チンプンカンプンと来たら“ん”が4つ入るな。まずノクチルには4個あげるぞ」
「しゃー」
「これって文章でもOKなんですかー?」
『うーん、それが文章として成立してれば良しとしようか』
「じゃあ三峰から… “メンテナンス、延長の補填に金リンゴ“で!」
「はは、面白いな。よそのソシャゲの話でドキッとしたが…まあ、アンティーカは6個獲得だな」
「はい! 放クラを代表して、園田智代子が行きます!」
「三本の人参を買う凛世ちゃん。人参完売、残金1000円!」
『おお、八百屋での一幕って感じか。放クラは13個だ!』
「うちのチョコは食べ物の事となると強いからな」
「じゃあ、次は甘奈達の番!」
『お、何だか自信ありげだな?』
「にへへ…行きましゅ」
「舌舌甜舌舌甜 甜甜甜 舌 舌舌舌舌 甜甜甜!」
『「「「「「「!?」」」」」」』
「舌舌甜 舌舌甜 舌舌甜花ちゃん!? 舌舌甜 舌舌甜 舌舌甜花ちゃん!? 舌舌甜花ちゃん!? 舌舌甜花ちゃん!? 舌舌甜花 甜花 甜花花舌舌舌舌…」
「これアリなのー?」
「甜舌舌 甜舌舌 甜花ちゃん!? 舌舌甜 舌舌甜 舌舌甜花ちゃん!? 舌舌甜花ちゃん!? 甜花ちゃん!? 甜舌 舌舌舌舌 甜甜甜!」
「ひぃん(バックコーラス)」×26
『やりたい放題だな…』
「甘奈達は65個ね☆」
『そんなに残ってるかな…ほら、65個な』
「あ、あれ…。Pさん、このケーキ、焦げてるのばっかり…」
『ん…今二人の歌ったのが焼き甜花ちゃんだったから、余計に焼けて焦げちゃったんじゃないかな』
「「ギャフン!」」
フライデーナイトぴゃンキン Left Unchecked
??「…? こんな夜中に…。はーい、今出まーす…」
??「!! あ、阿久井さん…! その怪我…!」
阿久井「ふふ、すみません…。少々しくじってしまったようで…ゲホッ、ゲホッ…!」
??「い、今治療しますから中に…!」
阿久井「…この深手じゃあ、もう手遅れですかね。でもこの事実だけは…善村さん、貴女だけには伝えたかった」
善村「わ、私に…?」
阿久井「私は常々疑問に思っていました。魔族の王、桑山千雪率いる軍勢が世界に侵攻を始めた日から…」
阿久井「いくら魔族たる彼女とはいえ、種族問わず、分け隔てない優しさの持ち主。世界を猛毒で染めようなど、彼女が考えるはずもない」
善村「まさか、あなたはそれで秘密裏に魔王軍の調査を始めた…」
阿久井「…ええ。その結果が…ゴホッ、これですよ。生きたままこちらに戻る事が出来れば良かったのですが」
善村「そんな…いえ、あなたの治療は私が間に合わせます! 戦いは出来ませんが、治療の杖なら…!」
阿久井「ダメですよ…。そんな事をしているうちに、追手が来てしまいます。あなたまで敵の刃にかかる事はない」
阿久井「それより、この情報を…。いま世界を脅かしている侵攻の真実を、勇者の皆さんに伝えてほしい」
阿久井「散々ゴシップで皆を困らせて、たった今その報いを受けた…。そんな私からの、虫の良いお願いですがね」
善村「阿久井さん…!」
??「…! なーちゃん、あそこ…!」
阿久井「ほら早く…! 今はここから逃げて…!」
阿久井「…。そうです、それでいいんです。世界の平和を担う勇者の皆さんに…どうぞよろしく、ってところですかね」
善村「そんな…この情報が本当なら、魔王千雪はむしろ被害者…! なんとかして勇者達にこの事を伝えないと…!」
??「"ダメでしょ…?"」
善村「なっ…!?」
??「"私の正体を知った人間を放置する…。そんな間抜けな事、桑山千雪がすると思います…?"」
有栖川「…つまり、あなた達が魔王千雪に仕えてるのは」
白瀬「ご明察の通り。彼女はこんな酷い事をする人じゃない。裏で何かあったのだろう、というのが私達5人の見解さ」
田中「その肝心の何か、は分かんないままなんだけどねー」
三峰「仮に分かったとしても、魔王様の"魔族の理"があるから三峰達は派手には動けないのが、ね…」
西城「それで、最初の時からアタシ達がここまで来れるように…」
月岡「…。この魔城の地形とか、知ってる事は全部教えるけん。千雪の事…」
小宮「任せて下さい! この世界も、千雪さんも、皆さんの事も…みんなみんな、あたし達が救ってみせます!」
スーぴゃーマリオブラザーズ3 アスレチックBGM
バシャウマです。
ご覧のように、一介のニコマスPが学マスをダウンロードしたんですけどね。俺だって担当にはね、千早とか金沢のイキリ金魚みたいなクーデレアイドル迎えたいんですけどね、「引きが異常に悪くなる」っていう変な壊れ方したガシャにはRと最低保証しか入ってないんですよ。いつも!
このゲームホントに面白いし皆さんにも遊んでほしいからプロデュースの攻略法とか詳細に伝えたいんですけど、いかんせん手元に強力なサポートもアイテムも無いので、さっき初プロデュースの前にSSR1枚交換しようと思ったんですけど、この金髪の子なに!? PaのカラーしてCuでしょこの子! 可愛いだろ、好きになるなよ?(同担拒否)
「この9人の初期アイドルから1人選べ」って言われたら皆さんは誰選びます? 大抵今までの推しキャラと共通点の多い子じゃないですか? でも好きなキャラとの出会いってなんか思わぬ方向からやって来ません? 最初そこまで関心向けてなかったのに、何かのキッカケで心に刺さるっていうか。だから最初のSSRは藤田ことねにしたんですね! そうやって自らの性癖と向き合ってきました。
アイマスって予習無しで攻略するの難しいんです。だから担当アイドルのプロデュースが上手に行くとね、達成感に包まれてしあわせ〜♡な時間をチルする事ができるんです。担当の笑顔見るたびに、画面の前で同じ笑みを浮かべてる気がします。
えー続いてことねで色んなシチュ妄想をしていくんで…取り急ぎ自室のベッドに縛り付けてインターバルつけながら15分間くらい脇の下くすぐります(断言)。
動画内容がシャニマスなのに学マス関連の投コメにしていいのかという声もありますけど、アイマス越境ってポプマスという前例はあるけど結局魅力的じゃないですか。…そういう事です。
じゃあお前今まで雛菜雛菜ばっかり言ってきたのに急にことねことね言い出したら、投稿者としてのアイデンティティ訳分かんなくなるだろと思うかもしれないんですけど…そういう事です。
このゲームマジで平日昼間のリリース直後に鯖落ちするくらいなんで、多くの人達が学マスに期待を寄せているみたいです。Xの相互フォロワーも次々に学マスに惚れ込んでいってるのも相まって、日本が世界に誇る企業「バンダイナムコエンターテインメント」の真の実力が、怒涛の勢いで供給と共になだれ込んできます。
ぜひ皆さんも学マスを体験してみて下さい。あと最近投コメが改変系ばかりですみませんでした。
バシャウマでした。
Newスーパーヒナナブラザーズ PスイッチBGM
『メイド系のアイドルとして売り出しましょうか』
『今日はしっかりと勉強して帰りましょう』
「…みたいな事、前に言ってませんでしたっけ?」
『はい』
『なので、その衣装はそこに至るための登竜門みたいな存在ですね』
「そ、れ、が! どうして幼稚園児の服になるんですかぁ!」
《着てから言わなくても…》
《この衣装が何か、知らないのですか?》←
《恥ずかしくなんてありませんよ。この業界で、その衣装を笑う人はいない》
『藤田さん。一見すると突飛ですが、それは"チャイルドスモック"と呼ばれる由緒正しい正装なんです』
「えぇ〜…。これが、です?」
『はい。数多の芸能プロダクションで、実力派のアイドル達が皆着用してきたと聞いています。ただの幼稚園児の服ではありません』
「うぅ〜、それを聞いたらかえって恐れ多いですけどぉ…」
「それはそれで、何であたしにそんな仕事が来たんですかね?」
『…それは勿論、藤田さんがどんな衣装でもモノにしてしまうからでしょう』
「…!」
『これまでこの衣装を着てきたベテランアイドル達と比べても、全く遜色ないパフォーマンスが出せる。それは、俺も自信を持って断言出来ます』
「えへへぇ、プロデューサーすぐあたしの事褒めたがるぅ〜♡」
『あと大事な話として…発注先から破格のギャラを提示されてますね』
「やりまっす! 撮影超やりまっす!!」
『では、この前のお出かけで寄った公園にでも向かいましょうか』
「(って言っても…)」
「(さすがにこの格好、ちびどもには見せらんねぇ〜…)」
「プロデューサー科1年1組、学マスPくん。至急職員室に来て下さい」
『(放送であさり先生の呼び出しだ)』
『(この光景、何処かで見た事あるような…?)』
「なぜ呼び出されたか、分かりますか?」
『全く分かりません。おや…十王さん?』
「ごめんなさい、ことねのP。スマホ、没収されちゃったの」
『?』
「彼女、授業中にスマートフォンの画面ばかり見ていたらしくて。注意して没収したら…その」
「藤田さんが幼稚園児の格好をした写真が沢山…」
『?????????』
「どういう事か、説明してくれる?」
『推して知るべきだったかもしれませんが…この前の撮影の発注先、十王会長だったそうです』
「…まじか。」
【おまけ】
ことね親愛度10達成しました。泣いちゃった