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大嘗祭は国事か私事か 『高森ウィンドウズ』#358
来年5月1日に皇太子殿下が皇位を継承されると、これに伴って剣璽等承継の儀、即位の礼、大嘗祭が行われる。
前例では剣璽等承継の儀、即位の礼は国事行為都市て行われ、大嘗祭だけは公的な性格を持つ皇室の行事として行われ、今回もおそらく同様の扱いを受けると思われる。
これをどう理解すべきか、特に大嘗祭について考えてみよう。
ご譲位に伴う課題 『高森ウィンドウズ』#357
来年の4月30日に天皇陛下が譲位される。
安倍政権が宮内庁、すなわち陛下のご意向を無視して決めたこの日取りは、皇位継承に伴うとりわけ重要な儀礼である大嘗祭をないがしろにするものであることは、繰り返し指摘しておかなければならない。
また、平成の次の元号を今上陛下の御在位中に選定するというが、その場合、「天皇の元号」という本質を守るために、天皇陛下の「ご聴許」は欠かせない。
その他、さすがに却下されたが、少しでも専門知識があれば考えるはずのないプランが危うく採用されそうになっていたという事態も起きている。
ご譲位が実現するまで、まだまだ油断はできない。
女性宮家創設を急げ 『高森ウィンドウズ』#356
眞子内親王殿下のご結婚が再来年に延期された。ご当人のご心痛は拝察するに余りある。
皇族方のご結婚を巡り、節度を踏み外した報道が過熱すると、他の皇族のご結婚にも多大の悪影響を及ぼすことを、メディアは自覚するべきである。
一方、図らずもこのために時間が出来たことで、懸案である女性宮家創設が眞子内親王のご結婚前に間に合う可能性が生まれた。ここは早急に議論を進めるべきである。
一方、旧宮家子孫の国民を皇族にすることで、男系男子継承を維持すべきという意見もある。それが可能であるのなら、ぜひやっていただきたい。ただし、最近主張されている、未成年の男子を養子に入れるという案は論外であり、無理であるという事実は直視しなければならない!
少子化と共働き 『高森ウィンドウズ』#355
現代日本の3大懸案を挙げるとすれば、皇統、憲法、そして少子化だろう。
少子化の原因の9割は非婚化と言われる。では非婚化の原因は何か?
結婚適齢期の男女は、どちらも約9割が結婚を望んでいるという調査結果もある。
それでも非婚化が進んでいる理由は、やはり経済問題である。
非婚に歯止めをかけ、少子化を緩和させるためには、どのような社会の仕組みをつくるべきなのか?
憲法改正の論じ方 『高森ウィンドウズ』#354
憲法問題は、全く新しい局面に入ろうとしている。
国民投票が現実的に視野に入りつつあるからだ。
従って、憲法の議論の仕方もおのずから、これまでとは異なったものとならざるを得ない。
今までのような「護憲」VS「改憲」という対立で支持を競うという構図はもう通用しないのだ。
そもそも安倍「加憲」案は、従来護憲派が求めてきたものとも、改憲派が求めてきたものとも違う。
その実態を明らかにした上で、全く新しい選択肢を作らなければならない!
皇太子殿下と『誡太子書』 『高森ウィンドウズ』#353
皇室代々の教訓書、いわゆる帝王学のテキストとされるものの中に、95代・花園天皇が当時の皇太子、甥の量仁(かずひと)親王(のちの光厳天皇)に書き与えた『誡太子書』(かいたいしのしょ)がある。
皇太子殿下はこの書に深く感銘されたようで、これまで22歳の時と50歳の時に、この書に言及しておられる。
だがこの『誡太子書』、皇位を継ぐ者としてふさわしい徳を積むように説く、実に厳しい内容なのである。
若干22歳にして、この書に感銘を覚えると表明された、皇太子殿下のご覚悟の凄さを我々は知っておかねばならない!
皇太子殿下のご覚悟 『高森ウィンドウズ』#352
天皇陛下はかつて、「皇位にあっては享受できない自由は望んでいません」とおっしゃっている。
天皇陛下は、最も不自由で最も責任が重いご生涯を、国民のために受け入れてくださったのだ。
国民は、これほど有難いことはないのだと知っておかなければならない。
陛下ご自身の決意があって初めて皇位は継承され、日本の国の安定は保たれているのだ。
それでは、来年天皇に即位される皇太子殿下はどうか?
もう33年も前、わずか25歳の皇太子殿下が示されたご覚悟についてのエピソードをご紹介しよう。
皇族は、皇位継承順位に従って天皇になるのが当たり前だなどとは、間違っても思ってはいけない!
元号に関する基礎知識 『高森ウィンドウズ』#351
再来年の4月1日からは、平成に変わる新たな元号が登場することがほぼ確実となった。
そこで今回は、元号についてごく初歩的な基礎知識をお届けする。
そもそも元号とはどういう制度なのか?
元号は、どのように決められているのか?
元号にはそんな漢字が用いられているのか?
元号に「やまとことば」を用いたらどうかという意見をどう考える?
元号制定はどういう手順を踏んで行われるのか?
西暦だけでいいじゃないかという極論も見られる昨今、この機会に元号の意義を見直してみよう!
ご譲位に伴う儀式 『高森ウィンドウズ』#350
光格天皇以来、200年ぶりのご譲位が、我々の生きる時代に行われることになる。
では、退位と即位に伴う儀式はどのようなものになるのだろうか?
保守系知識人の某氏は、「一連の儀式について見直すということについても、数年以上の時間を要するでしょう」と発言し、何という無知かと、専門家を驚かせた。
変更点は極めてシンプルで、決して大掛かりなものではない。
その概要を、ご紹介しよう。
憲法1章の改正 『高森ウィンドウズ』#349
憲法改正といえば9条のことばかりが議題となるが、他にも改正を必要とする問題のある条文はある。
今回は憲法1章、すなわち天皇条項の問題点を指摘する。
最低限指摘しておかなければならないのは、2条と8条。
GHQが天皇の実態を誤解し、天皇の持つ権限を出来る限り小さくしてしまおうとしたために、明治憲法と比べても、諸外国の王室に対する扱いと比べても、明らかに異常であり、天皇・皇室の尊厳を損なっているとしか言いようのない規定がそこにある!
改元の焦点 『高森ウィンドウズ』#348
天皇陛下のご退位が行われることで、平成から次の元号に関心が向けられている。
日本で最初の元号は「大化」(645年)。
しばらくは断続的にしか施行されていなかったが、「大宝」(701~)以降は、平成まで途切れることなく続いてきた。
朝鮮半島では統一新羅以降、一つの例外を除きすべてシナ皇帝の定めた元号を使用してたのに対して、日本の元号は一貫して天皇が定めている。
さて、今度行われる天皇の退位に伴う改元について、国民生活への配慮から、新しい元号を前倒しに発表するというプランが検討されている。
しかしその場合、日本の元号の重要な原則に対して重大な影響が生じてしまうことになるのだが、この最大の問題、まだ誰も気付いていないのか、全く議論に上がっていない!
護憲・改憲をめぐるネジレ 『高森ウィンドウズ』#347
憲法改正をめぐる議論には、奇妙なネジレ現象が存在する。
反米を唱える「左」の人々は「護憲」を訴え、親米を唱える「右」の人々が「改憲」を唱えるというのが、戦後ずっと続いている構図である。
だが、これは根本的におかしいのだ。
右も左も、憲法をめぐる自分の矛盾に気付いていないのだろうか?
国語と現地語 『高森ウィンドウズ』#346
日本語は「現地語」ではなく「国語」である。
どういうことかおわかりだろうか?
言語には「国語」と「現地語」があるのだ。
被植民地だった国々には、それぞれその地の「現地語」が存在するが、それは「国語」とはならず、今も旧宗主国の言語が公用語とされている。
英語は60か国で公用語ないし準公用語とされ、フランス語も約30か国で公用語とされている。
しかし日本では日本語だけですべてが事足りるのであり、他の言語に頼る必要がない。
現地語ではなく、国語を持ちえた日本の幸運を自覚もせずに、意味もなく日本の社会に英語を導入しようとすることは愚行としか言いようがない!
移民政策のトリレンマ 『高森ウィンドウズ』#345
経済評論家の三橋貴明氏が「移民政策のトリレンマ」という概念を提唱している。
「国際金融のトリレンマ」といえば、国際金融政策において、3つの政策を同時に実現することができないことを指すが、移民政策においても3つの政策を同時に実現することはできないというのだ。
その3つの政策とは、①移民の受け入れ ②国民の自由 ③安全な国家 である。
国民の自由と安全な国家を守るためには、移民の受け入れには慎重にならざるを得ない。
ところが、安倍政権の政策はそれに逆行している。
安倍政権は「外国人労働者の受け入れ拡大」と言っているが、これこそ言葉のごまかしで、この「外国人労働者」とは、国連やOECDの定義に照らせば「移民」以外の何者でもないのである!!
そして、日本国民のほとんどが日本は移民受け入れに慎重な国だと思い込み、実態に気付いていないままに、日本は既に世界第5位の移民受け入れ大国になっている!!
憲法改正のポイント 『高森ウィンドウズ』#344
かなりトーンダウンしてきた感もあるが、憲法改正こそが、安倍首相の目指す最大の政治課題であることに変わりはない。
だが、憲法改正について論じる際には、大前提としなければならないことがある。
それは、憲法改正とはあくまで「手段」であり、「目的」ではないということだ。
こんなことは本来言うまでもない、当たり前の常識であるはずなのだが、それがどうも通用していないような議論が見受けられる。
憲法改正こそが目的となってしまい、憲法さえ変えられれば、その中身は問わないというような意見がまかり通ってしまっているのだ。
憲法改正は「目的」ではない!
では憲法改正の「目的」とは何か?
そして、その目的を達成する「手段」として、どう憲法を改正するべきなのか?
天皇陛下の30のおことば 『高森ウィンドウズ』#343
『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(監修・高森明勅、双葉社刊)が刊行された。
「皇太子時代の天皇陛下」「揺るぎない信念」「家族への感謝と昭和天皇への思い」「国民に寄り添い続けて」の4章から成り、今上陛下の30のおことばを取り上げ、そのおことばの背景などの解説を付け加えた、今こそ読んでおきたい本である。
今回は、この本に収録された30のおことばを、解説抜きでご紹介する。
これだけでもありがたさのあふれる珠玉のおことばの数々。
より詳細をお知りになりたい方は、ぜひ本書をご一読あれ。
モノとしての人間 『高森ウィンドウズ』#342
普段の生活の中で、つい自明の事実が見落とされがちになってはいないだろうか?
人間も動物であるということ。
人間も生物であるということ。
人間も物質であるということ。
ここでは特に、最もベーシックな、人間もまた物質であるという事実を確認しておきたい。
言わずもがなのようなことだが、それがつい忘れがちになってしまう。
だからこそ、ここで改めて心に銘記しておこう。
語られざる少子化の背景 『高森ウィンドウズ』#341
わが国が直面する最も深刻かつ切実な課題のひとつに「少子化」がある。
その少子化の最大の原因は、非婚化・晩婚化の進行。
ではなぜ非婚化は進むのか?
そもそも経済の貧しい国々の方が総じて出生率が高く、人口増加が激しいという事実がある。
豊かな国よりも貧しい国の方が、多くの子供たちを産み育てている、この一見矛盾しているように見える現象の理由は何か?
そしてもう一点、あまり語られていない非婚化の原因について、紹介する。
改憲派はどこに行った? 『高森ウィンドウズ』#340
都議選の自民党大惨敗という結果が出ても、安倍首相の改憲への意欲は変わらず、予定通り、今年の臨時国会で自民党の改憲案を憲法審査会に提出するという。
これは急落する支持率を回復するため、保守系のウケを狙ってのことではないかという疑念は拭えない。
そもそも9条の1項2項を維持し、に第3項を追加して自衛隊を明記するという案は、これまで自民党が正式な手続きを踏んでまとめた改憲案とは全く違うものになっている。
もしこの改憲が実現したら、「戦力未満」の自衛隊の現状はそのまま。一人前の軍隊になる道は永遠に閉ざされる。
護憲派なら安倍氏の提案は歓迎できるかもしれないが、本気の改憲派なら、決して容認はできないはずである。
それなのに、なぜ改憲派から批判の声が上がらないのか?
眞子内親王殿下ご婚約と女性宮家 『高森ウィンドウズ』#339
7月8日、眞子内親王殿下のご婚約が発表される。
女性宮家創設はいよいよ待ったなしだ。
女性宮家の対象となられるのは原則として内親王であり、現在お3方しかおられない。
その中のお一人が女性宮家としてとどまるか、国民になるかという決定的な分岐点にあるのだ。
これまでご結婚によって男性が皇族になる例がなかったというが、前近代では女性がご結婚によって皇族になることもなかった。しかし現在では、皇后陛下はじめ妃殿下方が皇族でおられることに違和感を持つ国民はまずいない。
それならば、男性が結婚によって皇族になることにも、問題はない。
そもそも、小室圭氏と、「旧宮家」出身と称してメディアに露出している某氏と、どちらが皇族にふさわしいか? これは比べること自体、小室氏に失礼だろう。
天皇のご意思と国政権能 『高森ウィンドウズ』#338
今回の譲位の法整備をめぐる議論で最も気になったのは、憲法4条にある、天皇は国政権能を有しないとする規定の拡大解釈のひどさだ。
中には、昨年8月8日のお言葉自体が国政権能にあたり、憲法に抵触するという意見すらあった。
これでは、天皇の意思の表明は一切認めないことになってしまう。
これがいかにありえない暴論であるかを、端的に解説する!
皇室と国民の区別 『高森ウィンドウズ』#337
一旦皇族の身分を離れ、国民の仲間入りをしたら2度と皇室には戻らないというのは、皇室と国民の区別を明確にし、皇室の尊厳を守る大切なルールだ。
というのは、国民の中には皇室の血筋を引くものが、一般に想像されている以上に多くいるからだ。
その血筋だけで議論していたら、誰も彼もが皇族になれる、天皇になれるという話になってしまう。
現に、旧宮家系国民男子の皇籍取得という案が無理そうだと考えたのか、それ以外に皇室の血筋を引く国民男子まで皇籍取得の対象者にしようという声が、ごく一部ながら上がり始めている。
それは、皇室と国民の大切な区別をあいまいにするものである。
伝統への回帰 『高森ウィンドウズ』#336
「特例法」という不本意な形ではあるが、天皇陛下のご譲位を可能にする法的な手当てが行われる動きとなっている。
天皇陛下のご譲位が実現すれば、それは皇位継承の形が伝統の姿に回帰することを意味する。
現在の皇位継承の形は、明治以降に定められたものである。
それは弱肉強食の帝国主義時代の過酷な国際社会の中で、独立を保つために求められた「武装せる天皇制」に基づき、伝統的に行われていた譲位を排除したものだったのである。
天皇陛下のご譲位により、皇室は新しいステージに立たれることになる。
譲位と皇室祭祀 『高森ウィンドウズ』#335
「特例法」という不本意な形ではあるが、天皇陛下のご譲位は実現に向けて動いている。
ここまでの一連の議論で驚かされたのは、天皇は「祈りだけをしていればいい」「存在するだけでいい」と言って、譲位に反対する者たちがいたことだ。
そういう者たちは、皇室の祭祀とはどういうものかを全く知らずに言っている。祈るだけなら簡単にできる、存在するだけの者にでもできると思い込んでいるのだ。
あまりにも無礼な無知である。
肉体的にも、精神的にも極めてご負担が大きいのが皇室の祭祀であり、ご公務が十分できないような状態でも、祭祀だけならできるというものではない!
神聖な祭祀を厳粛に行う為にも、譲位は必要と陛下はお考えになったのである。
「女性宮家」待ったなし! 『高森ウィンドウズ』#334
秋篠宮家の長女、眞子内親王殿下が小室圭氏とご婚約されることが明らかになった。
心からお祝いを申し上げる。
このことによって、皇族減少への手当てがいよいよ待ったなしになった事実が、多くの国民にも気づかれつつあるだろう。
はるか以前から皇族減少の危機は指摘され、その対策として「旧宮家系国民男子に皇籍を取得させる」案と「女性宮家創設」案が出されていた。
しかし、前者の該当者で、皇籍を取得すると明言した者は未だに一人もいない。しかも、たとえいたとしても、側室のない現状では、必ず行き詰まる。
そうなると、既に選択肢はない。そして、もう時間もない。最も望ましい方法は、一つしかない。
ご譲位を巡る回顧と展望 『高森ウィンドウズ』#333
泉美木蘭さんと送る、時間拡大特別版!
天皇退位に関する特例法案の「骨子」が明らかになった。
そこで、昨年7月13日のNHKのスクープに始まり、8月8日の天皇陛下のおことば、そしてそれ以降の議論の迷走を経て「骨子」がまとまるまでの経緯を振り返り、これから予想される事態や残された課題などを確認する。
議論の過程では、安倍政権や「保守」と称する側が憲法を極限まで拡大解釈し、天皇の意思を封じ込め、天皇をロボット化しようと企んでいるという、とんでもない実態が明らかになった。
安倍政権の有識者会議も「ロボット天皇」を作るという結論ありきで進められていたが、特例法案の骨子づくりにおいて有識者会議は付随的な役割に終わり、実際の骨子の基になったのは国会見解だった。ここにおいて民進党が果たした役割は大きく、安倍政権の目論見はかなり押し返すことができた。
だが、女性宮家創設が盛り込まれないなど、課題は山積、戦いはまだこれからである!
旧皇室典範は皇室の「家法」だったのか? 『高森ウィンドウズ』#332
「皇室典範は、もともと皇室の家法だったのに、現在の典範は単なる一法律になっていることが問題である」という意見がある。
明治の旧皇室典範を皇室の「家法」とする見方には確かに根拠はあり、実際に当初は「家法」と見なされていたのだが、実は後には「国法」に位置付け直されている。
旧皇室典範も、厳密には「家法」ではなかったのである。
だがそれは、「家法」という言葉が必ずしも適切ではなかったというだけのことで、やはり皇室典範は単なる「国法」ではないのだ。
現在の皇室典範議論においても意識しておかなければならない、見落とされがちな重要な知識をお届けする!
特例法の自己矛盾 『高森ウィンドウズ』#331
政府・与党は天皇陛下のご譲位について「1代限りの特例法」で対処しようとしてきた。
なぜ特例法でなければならないのかという根拠を突き詰めていくと、結局は「天皇の意思を退位の要件にすると、憲法に抵触する」ということしかない。
ところが、それでは退位の要件の中に天皇の意思を決して入れてはならないということになるから、事実上、天皇の意思には関わりない「強制的退位」しか認められないということになってしまう。
他にも、「特例法でなければならない理由」には、自己矛盾だらけ!
なぜ政府・与党はここまで道理を引っ込め無理を通そうとするのか!?
ご長寿の天皇 『高森ウィンドウズ』#330
歴代天皇の中で、最もご長寿だった方はどなただろう?
神武天皇の127歳をはじめ、古い時代の天皇には百歳以上の記録が数多くあるが、これはさすがに史実とは認められないので、記録上年齢が確かとなっている天皇のみを取り上げて、そのベスト5を発表する。
普通、前近代の天皇については数えで年齢が示されることが多いが、ここでは満年齢に統一して正確を期した。
さて、史上最高齢の天皇は? そして、天皇の高齢化が常態化してくると思われるこれからの時代に、考えなければいけないこととは?
元号にはご聴許が不可欠! 『高森ウィンドウズ』#329
天皇陛下の生前退位が実現し、皇太子殿下が即位されると、元号が改められることになる。
元号は「大化」に始まり、「大宝」以降、現代まで切れ目なく続く。独自の元号を使用することは、国の独立を表すものである。
元号法の条文は、
第1条 元号は、政令で定める。
第2条 元号は、皇位の継承があった場合に限り改める。
これだけの、極めてシンプルなもの。この第2条に基づき、譲位が行われれば改元が行われる。
ここで注目したいのは第1条で、「政令で定める」というと、天皇が決めるのではなく、政府が決めるような印象を持たれるかもしれない。
そこで重要なのが、元号制定の手続きの中の「ご聴許」である!
皇太子殿下のおことば 『高森ウィンドウズ』#328
2月23日、皇太子殿下は57歳のお誕生日を迎えられ、例年通り、記者会見によるおことばが発表された。
今回は、昨年8月8日の天皇陛下の生前退位等に関するお言葉発表以来、初めて皇太子殿下のご意向が語られる機会ということで、大いに注目された。
そしてその内容は、陛下のおことばをしっかりと受け止めながら、次の天皇としての意欲をはっきりと示された、頼もしいものだった。
全文は宮内庁ホームページで読むことができるが、ここではその中から特に心に残った部分を引きつつ、そこに込められたご意思を読み解く。
死は何故あるのか? 『高森ウィンドウズ』#327
今回は、少々変わった話題をお届けする。
命あるものは必ず死ぬ…と思っていたら、生物の「死」が登場するのはかなり遅れてからのことらしい。
ここでいう死とは、内在的な死。寿命のことである。
地球上で生物が生まれたのが約46億年前。ところが死が現れたのは今から15億年前の頃だから、30億年以上は死がなかったことになる。
では何故生物には寿命ができたのか?