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高森ウィンドウズ#101 神話の中の「女性」
「男系」尊重が日本の伝統だと言っている人は、おそらく日本神話を知らないのでしょう。今回は神話の中からイザナキ・イザナミの関係と、天照大神の存在を取り上げ、原初の日本人における女性の存在について考えます。
高森ウィンドウズ#130 「女性宮家」パブリックコメント5つのダメダメ
12月10日まで、内閣官房は「女性宮家」創設に関して国民からの意見公募(パブリックコメント)を行っている。しかし、この「パブリックコメント」自体に、重大な欠陥が5点もある。政局がどう動こうが、決してないがしろにしてはならない重大問題!!
2・26事件を弔う天皇 『高森ウィンドウズ』#149
昭和天皇は2・26事件の決起軍を反乱軍として断固鎮圧の決断を下し、微動だにしなかった。しかしその一方、事件終結後には、何も語らず決起将校たちへも心を寄せられていた。天皇は日本国と日本国民統合の象徴…その重みを物語る、知られざるエピソード。
「王から天皇へ」9つのステップ 高森ウィンドウズ#145
古代、「王」と呼ばれていた日本の君主はいつどうやって「天皇」になったのか? それは対外関係・国内環境のうえで、いくつもの時代の節目を経ていたのである。時代に沿って、最も簡潔に説明する!
皇室典範の改正に向けて 『高森ウィンドウズ』#280
皇室の前途に不安の影がはっきり見え始めて既にしばらく経つ。
しかし結果的に、政府も国会もほとんど動かないまま、時間だけが過ぎ去っている。
そんな中で昨年末、安倍政権が今夏の参院選後に検討を本格化するとの一部報道が流れた。それが本当であれば、どの様な点が検討されなければならないか、論点を簡単に整理しておこう。
民進党の「論点整理」 『高森ウィンドウズ』#325
昨年12月21日、民進党は「皇位継承等に関する論点整理」を公表した。
概要版を含めて全10枚にも及ぶ詳細なもので、「天皇陛下のおことばの受け止めについて」「国民的検討に向けた論点の提示」「今後の検討事項」の3つの柱で構成されている。
そして「国民的検討に向けた論点」は、「退位についての論点~天皇の退位を認めるべき」「法案の形態・内容についての論点~皇室典範の改正によるべき」「皇室典範改正の基礎的論点」の3項目に分け、はっきりとした方向性を打ち出している。
天皇陛下のご意思を重く受け止めることを基本とした民進党の論点整理は、安倍内閣の「有識者会議」が政府の意向に沿ってでっち上げた「論点整理」とは、比べ物にならぬほど出来がいい。今回はその内容を、そのまま紹介する。
自由主義VS新自由主義 『高森ウィンドウズ』#295
「自由主義」と「新自由主義」は違う。
新自由主義とは「ネオリベラリズム」であり、主に経済活動における考え方である。
この「新自由主義」をそのまま無条件に推し進めていったらどうなるか?
そうすると、人々の自由を擁護する「自由主義」と対立するという現象が起こるのである。
「自由主義」と「新自由主義」の齟齬に目を向け、一刻も早く「新自由主義」を見直さなければならない!
神社参拝の仕方 『高森ウィンドウズ』#242
最近は、せっかく神社をお参りするのなら、正式な作法で行いたいという人が増えている。そこで今回は、泉美木蘭さんにレクチャーという形で、正しい神社参拝の仕方をわかりやすくご紹介する特別編。一瞬舞台裏が写ってしまっていますが、そこはご愛嬌。
高森ウィンドウズ#73 コミュニケーションの難しさ
今日はいつもとちょっと変わった話。普段、当たり前にできていると思いがちな「コミュニケーション」。でも、それは本当に「できている」のか? 改めて考えてみよう。
「愛国」の起源『高森ウィンドウズ』#174
「ナショナリズム」や「愛国心」は18世紀、近代国民国家の成立と共に生まれた…というのが通説になっている。しかしこれはそもそもヨーロッパにおける話。日本とヨーロッパの歴史は全然違う。日本における「愛国」の起源はいつか?それは文献ではっきり確認できる例でも、なんと7世紀までさかのぼる!!通説がひっくり返る、目から鱗の衝撃!
ウソのような本当の話「犬の伊勢参り」 『高森ウィンドウズ』#159
江戸時代、犬が遠路はるばる伊勢神宮に参拝していた。しかも人が連れていくのではなく、単独で。仁科邦男著『犬の伊勢参り』(平凡社新書)が明かしている史実を紹介し、さらに、なぜ当時そのようなことが伊勢参りにおいて可能だったのかを加えて解説する。
担当編集者に聞く「続・田中卓著作集」その1 『高森ウィンドウズ』#154
日本古代史学の泰斗・田中卓博士米寿記念出版の著作集続編・全6巻の完結を記念して、発行元・国書刊行会の担当編集者を迎えてお話を聞く。今なお精力的な田中博士の活動により、わずか1年半で完結の運びとなった今回の著作集。そうそうたる面々による推薦の言葉からも、その偉大さが見える。
高森ウィンドウズ#133 浮気しない理由
今回は肩の力を抜いたバージョンの話。でも、案外普遍性のある、参考になる話かも? なぜ私は浮気をしないのか? 5つの理由でご説明!
皇室存続の岐路 高森ウィンドウズ#136
新年第1弾、でも語らなければならないのはやはりこの問題。安倍政権は、野田政権下で進められていた女性宮家創設を白紙に戻し、ゼロベースで議論し直す方針という。だが、もう結論は出ている。時間がない。今が皇室が存続できるか否かの岐路にあるのだ!
高森ウィンドウズ#102 皇后陛下の「伝統」論
伝統、伝統と声高に言う人は、伝統とはいかなるものか、社会や人とどのように関わるものなのか、本当に真剣に考えたことがあるのだろうか? 今こそ、皇后陛下のおことばに耳を傾け、その重みを受け止めよ!
高森ウィンドウズ#51 「昭和の日」制定の主眼
4月29日は「昭和の日」。天長節、天皇誕生日、みどりの日、昭和の日と変遷を経たこの祝日の意義、あなたはご存知ですか?
世界に冠たる日本文明の持続性『高森ウィンドウズ』#165
日本の文明には、古代からの一種の連続性というか、絆が存在する…つい当たり前のように思いがちだが、世界中の文明には「断絶」があり、西ヨーロッパ文明ですら歴史に越え難い「溝」がある。日本文明の連続性は、世界中見回しても例のない稀有な特徴!
高森ウィンドウズ#131 育鵬社による「歴史教科書盗作事件」とは?
わが国の教科書史上、空前の不祥事が発生した。現在4万8千人の中学生が使用する「育鵬社」の歴史教科書に、「新しい歴史教科書をつくる会」関連の執筆者が著作権を所有する教科書から47か所もの盗作があることが判明したのである。育鵬社サイドの良識ある対応を期待しつつ、事件の概要を説明する。
安倍政権のニヒリズム 『高森ウィンドウズ』#219
臨時国会召集、安倍政権は「安全運転」で発進…と報じられているが、安倍政権の政策そのものは、本当に「安全」なものなのだろうか? 一つ一つ検証すると、見えてきたのはその時その場の内閣支持率向上だけが目当てとしか思えない刹那主義。ある程度長期政権を達成したら、その後の日本がどうなろうと、後は野となれ山となれという完全なる「ニヒリズム」だった!!
8月8日の「お言葉」の性格 『高森ウィンドウズ』#316
政府の「有識者会議」のヒアリングは終了した。
だがこの「有識者会議」や、そこで意見を述べた者たちには、そもそも8月8日の天皇陛下のお言葉とは、どのような性格を持つものだったのかという認識が完全に欠けているのではないか?
今回のお言葉は天皇の「公的行為」とみなされ、内閣が責任を負うものとされている。
内閣の責任によって行われたものである以上、内閣がそのお言葉に公然と反するような措置をとることは自己矛盾であり、決して許されないことなのだ!!
紀宮殿下 最後の「お言葉」 『高森ウィンドウズ』#287
4月18日は、天皇皇后両陛下のご長女である紀宮清子内親王殿下、現在の黒田清子さんのお誕生日。紀宮殿下は11年前、ご結婚によって皇籍を離れられた。今回は、その際に発表された「紀宮殿下」としては最後となったお言葉をご紹介。
とてもかいつまんで紹介できるようなものではないので、全文を読み上げる。心に染み入るお言葉を、ぜひじっくりお聞きいただきたい。
江戸時代像の転換 『高森ウィンドウズ』#301
江戸時代はしばらく暗黒の時代のように語られてきた。
その理由は、明治政府が自分たちの功績を高く見せるために、殊更に江戸時代をマイナス評価で塗りつぶしたことと、戦後に全盛を極めたマルクス主義による階級闘争史観の影響である。
しかし近年はそのようなイデオロギー的呪縛から解放され、実証的研究によって江戸時代を検証し直す動きが進んでいる。
江戸時代を「暗黒時代」とした二大史料として知られるのは、教科書にも載った「慶安のお触書」と、「百姓は生かさず殺さず」の「本佐録」である。ところがその史料を検証すると・・・。
高森ウィンドウズ#128 頑張れ!小学校の先生たち
教育は未来を作る事業であり、高校より中学、中学よりも小学校教育の方が遠い未来を作っているといえる。のみならず、初等教育はその人のベースになる大変重要なものである。研修・講演で交流してきた先生たちの苦労や努力を思い、激励する!
高森ウィンドウズ#74 天皇の「政治利用」をどうやって防ぐか
小沢一郎「1か月ルール破り」の時のように、天皇を特定個人・政党の私利私欲に「政治利用」するのは言語道断。それを防ぐため、是正しなければならないシステムの不備がある。
今上陛下は靖国神社行幸を希望されている 高森ウィンドウズ#140
信頼できる情報筋の発言、そしていくつもの状況証拠を重ねてみれば、靖国神社に対する今上陛下のお考えはおのずと明らかになってくる。陛下が靖国神社へ行幸できるようにする環境整備の第一歩はまず、わが国の首相が堂々と参拝すること。安倍首相が春の例大祭に参拝するかが問われている!
高森ウィンドウズ#121 皇室の存続を望まないのか?
前皇室医務主管金沢一郎氏は文藝春秋のインタビューに対し、天皇陛下は皇統の問題でご心労を抱えておられるという趣旨の発言をした。これが何を意味するのか、ならばどうすべきなのか、本当に皇室の存続を望むのなら、答えはとっくに出ている!
意外!宮中の「宝鏡」は3面か? 『高森ウィンドウズ』#178
「三種の神器」は、5つある。鏡と剣がそれぞれ「本体」と「分身」の二つあり、分身の方が皇居にあり、鏡の本体は伊勢神宮、剣の本体は熱田神宮にあるからだ…と、ここまではある程度知識がある人は知っている話。では、皇居にある「宝鏡」が実は1面だけではないということはご存知でしょうか?
皇室を潰す暴挙 『高森ウィンドウズ』#223
安倍政権が、女性皇族方がご結婚しても民間人として皇室活動を行なえるように閣議決定する方針だと産経新聞が報じた(10.20)。だがこれは、皇族の減少という問題の解決には全くならないばかりか、皇族と民間人の区別をあいまいにして、皇室を潰してしまう暴挙に他ならない!これこそが、自分の政権の間だけやり過ごせば、あとは野となれ山となれという安倍政権のニヒリズムの極致だ!
高森ウィンドウズ#100 男系限定の「袋小路」
高森ウィンドウズ第100回! 記念すべき回ではあるが、やっぱり言っておかなければならないのは「女性宮家創設」の必要性。今や皇室史は男系限定では決して続かない「第2期」に入っている!
高森ウィンドウズ#94 敬語は何故あるか
「敬語」は日本語において特に発達しているといわれる。特に「マイナス」の敬語である「謙譲語」は日本独自だともいう。それには古代からの日本社会の特徴が影響しているのではないかという、大胆な仮説をご紹介。
女性宮家創設を急げ 『高森ウィンドウズ』#356
眞子内親王殿下のご結婚が再来年に延期された。ご当人のご心痛は拝察するに余りある。
皇族方のご結婚を巡り、節度を踏み外した報道が過熱すると、他の皇族のご結婚にも多大の悪影響を及ぼすことを、メディアは自覚するべきである。
一方、図らずもこのために時間が出来たことで、懸案である女性宮家創設が眞子内親王のご結婚前に間に合う可能性が生まれた。ここは早急に議論を進めるべきである。
一方、旧宮家子孫の国民を皇族にすることで、男系男子継承を維持すべきという意見もある。それが可能であるのなら、ぜひやっていただきたい。ただし、最近主張されている、未成年の男子を養子に入れるという案は論外であり、無理であるという事実は直視しなければならない!
高森ウィンドウズ#108 尊称だけの「内親王」「女王」5つの問題点
女性宮家創設に反対する人から、「女性皇族方には結婚して民間人になられても『内親王』『女王』という尊称を残し、公務を分担していただけばいい」という提案がされている。しかし彼らがその論拠とする旧皇室典範の解釈は誤りである上に、常識的に実現は無理。その問題点を明解解説!