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【歳時記】交響曲第9番ニ短調作品125 第3楽章 (Beethoven)【楽譜】
歳末なので、第九。
その第4楽章はあまりに有名ですが、
その冒頭で「こんな音じゃなくて」と否定される前の楽章群。
こんな音、とはどんな音なのか。その第3楽章を覗いてみました。
懲りもせず、楽譜動画です。桶の総譜なんで、細かい。全画面推奨。
うん、いろんな音が同時並走してるのが見えますよ。
第1楽章 sm39825237
第2楽章 sm39825310
第3楽章 (いまここ)
第4楽章 未定。他の方の動画も多いので、まずはそちらをお楽しみください。
musescore.comの生成動画をベースに、ニコ動対応でビットレートなどを調整しています。タイトルとクレジット画面は後付け。音には多少下駄を履かせたり、リヴァーブをうっすらと叩(はた)いてみる程度のお化粧はしてますが、基本材料はmusescoreの標準付属音源(サウンドフォント)だけです。
譜データ → https://musescore.com/user/3736901/scores/7322879
mylist/34723926
補記)生成動画が「楽器名」を無視してくれるので、編成。譜の上段から順に
2 Flauti-2 Oboi-2 Clarinetti(B)-2 Fagotti
4 Corni(2 in B,2 in Es)-2 Trombe(B)
Timpami (in B,F)
Violino I e. II-Viola-Violoncello-Contrabasso
--あれこれ
・緩徐楽章は難しい。いろいろと。
・訂正:90小節 Hn.4, 先頭の八分音符G1音の符頭は、可視属性を付す必要あり。
133小節 Tr. dimin. hairpin 原譜になし。表示上不可視に。
・その他拝借詳細動画内。こちらも多謝。
【歳時記】交響曲第9番ニ短調作品125 第2楽章 (Beethoven)【楽譜】
歳末なので、第九。
その第4楽章はあまりに有名ですが、
その冒頭で「こんな音じゃなくて」と否定される前の楽章群。
こんな音、とはどんな音なのか。その第2楽章を覗いてみました。
懲りもせず、楽譜動画です。桶の総譜なんで、細かい。全画面推奨。
うん、いろんな音が同時並走してるのが見えますよ。
第1楽章 sm39825237
第2楽章 (いまここ)
第3楽章 sm39825399
第4楽章 未定。他の方の動画も多いので、まずはそちらをお楽しみください。
musescore.comの生成動画をベースに、ニコ動対応でビットレートなどを調整しています。タイトルとクレジット画面は後付け。音には多少下駄を履かせたり、リヴァーブをうっすらと叩(はた)いてみる程度のお化粧はしてますが、基本材料はmusescoreの標準付属音源(サウンドフォント)だけです。
譜データ → https://musescore.com/user/3736901/scores/7322831
mylist/34723926
補記)生成動画が「楽器名」を無視してくれるので、編成。譜の上段から順に
2 Flauti-2 Oboi-2 Clarinetti(C)-2 Fagotti
4 Corni(2 in D,2 in B-basso)-2 Trombe(D)-3 Tromboni(AT/B)
Timpami (in F-alto,F-Basso)
Violino I e. II-Viola-Violoncello-Contrabasso
--あれこれ
・Scherzo後半の繰返し、あまり聴くことないのでここでは音にしてみた。
・Codaの前のセパレータも無視されたので、動画では譜面上、前とつながってる
ように見える。あしからず。(配布譜面では問題ない)
・その他拝借詳細動画内。こちらも多謝。
【歳時記】交響曲第9番ニ短調作品125 第1楽章 (Beethoven)【楽譜】
歳末なので、第九。
その第4楽章はあまりに有名ですが、
その冒頭で「こんな音じゃなくて」と否定される前の楽章群。
こんな音、とはどんな音なのか。その第1楽章を覗いてみました。
懲りもせず、楽譜動画です。桶の総譜なんで、細かい。全画面推奨。
(とはいえ、前作より段数は少ないので、なんとか見ていただけるかと)
うん、いろんな音が同時並走してるのが見えますよ。
第1楽章 (いまここ)
第2楽章 sm39825310
第3楽章 sm39825399
第4楽章 未定。他の方の動画も多いので、まずはそちらをお楽しみください。
musescore.comの生成動画をベースに、ニコ動対応でビットレートなどを調整しています。タイトルとクレジット画面は後付け。音には多少下駄を履かせたり、リヴァーブをうっすらと叩(はた)いてみる程度のお化粧はしてますが、基本材料はmusescoreの標準付属音源(サウンドフォント)だけです。
譜データ → https://musescore.com/user/3736901/scores/7322783
mylist/34723926
補記)生成動画が「楽器名」を無視してくれるので、編成。譜の上段から順に
2 Flauti-2 Oboi-2 Clarinetti(B)-2 Fagotti
4 Corni(2 in D,2 in B-basso)-2 Trombe(D)
Timpani (in D,A)
Violino I e. II-Viola-Violoncello-Contrabasso
--あれこれ
・(MSへの)欲しいものリストを洗い出せる演奏/記譜にはなったか、と。
・その他拝借詳細動画内。こちらも多謝。
【ボカクラクリスマス祭2021支援】Hänsel und Gretel - Vorspiel (Humperdinck)【楽譜】
アドベント期間の定番メルヒェンオペラの前奏曲。
(なので、歌はない。よってお祭りの規定により参加作ではなく支援動画とします。)
楽譜動画です。音の出る楽譜。桶の総譜なんで、細かい。全画面表示推奨。
うん、いろんな音が同時並走してるのが見えますよ。
(ついでに音量上げも推奨。)
祭の mylist/72010140
主の mylist/34723926
写経(typeset)した楽譜をmusescore.comに上げると、
楽譜動画にしてくれる。それを試してみた。
(タイトルとクレジット画面だけ足しています)
音もmusescoreの標準付属音源(サウンドフォント)だけで作ってみた。
補記)生成動画が「楽器名」を無視してくれたので、編成。譜の上段から順に
Kleine Flöte - 2 große Flöten - 2 Hoboen - 2 Clarinetten - 2 Fagotte
4 Hörner - 2 Trompeten - 3 Posaunen - Baßtube
Pauken(3) - Becken - Triangel - Tamburin
Violinen I u. II - Bratschen - Violoncelle - Kontrabäße
譜データは以下に上げてあります。
https://musescore.com/user/3736901/scores/7297931
--あれこれ
・まあ、いろいろ難点は見つかるけど、幅一杯の見た目は面白い。
・第四主日も過ぎちゃったけど、ぎりぎり待降節ってことで。
・歌物を作る余裕が取れなかった、というのはナイショだ。
・その他拝借詳細動画内。こちらも多謝。
Labryinth~ Lost In The Maze (初音ミク Sweet)
歌:初音ミク V4X Sweet
曲・詞・イラスト:Rebecca / milkbreadandstrawberryjam
あの日見上げた澄み渡った夜空に
大きな月と輝く星を描いただけ
今も進みたい先が見えない
暗闇の中で模索している
茨の道を踏み外そうとして
両腕で自分を抱きしめ
やっぱり痛みが怖くて
もっと情熱的に生きたかったのに
方位磁針が止まっている
右か 左か わからない
After all this time
I am still lost in the maze
地図は古すぎて 要らない
心の奥の声がする
‘Someday I will be
Out of this maze’
方位磁針が狂っている
右か 左か わからない
After all this time
I am still lost in the maze
地図は古すぎて 要らない
心の奥の声がする
‘Someday I will be
Out of this maze’
---
今回はイラスト付きで再アップロードいたします。
よろしくお願いします!
KAWAIITEGAKIMOJI (kawaii手書き文字)
うずらフォント
MuseScore
CLIP STUDIO PAINT
を利用させていただきました。
ご視聴、ありがとうございます!
【Musescore3】ロックマンX3 グラビティ・ビートブード【アレンジ楽譜】
アップテンポにアレンジさせてみました
【Musescore3】東方虹龍洞ボスメドレー
移植元→sm39507371
紅魔郷、妖々夢、永夜抄、風神録の分については外部サイトにてお求めください。
→https://www.youtube.com/playlist?list=PLHJI9Jv_a48JgweiRlfyWFth__ggC_VyI
※追記 正しくは「バンデットリィテクノロジー」でした(トがドになっていました)
【Musescore3】パワプロ8 試合BGM【耳コピ】
懐かしさで耳コピしてみました。(8はプレイ経験ありです)
ところどころアレな部分はありますが
雰囲気は出せたかなぁと思います。
パワプロ8と書いてはいますが、9でも使われていましたね。
9はswitch版(あれは9っぽいもの?)でしか触れていませんが…(´・ω・`)
実機(PS2)だとまた感覚も違うのかな…なんて
ドラフ島…一応セントラルタワーやったことあるんですが
自分のコピーからの伝説選手戦という2連戦…
当時はあまりの鬼畜さに泣きながら試合してたのを思い出します…
加藤純一さんのパワプロ8実況がやっぱり印象的ですよね(((
それはそうと、永瀬くんかわいい
abj.score
もっと流行れ
DL→https://musescore.com/user/18204906/scores/7062478
【Musescore3】サイコロトーク ジングル【ごきげんよう】
平成世代の方は絶対に聴いたことのあるジングルです(耳コピですが)
「何が出るかな♪」でおなじみですね(*・ω・)*_ _)
▼ここから余談▼
うちの地域では平日の昼に放送されていましたので
休みの日ぐらいしかリアタイで見る機会がありませんでした(´・ω・`)
「ルールル」でおなじみの「徹子の部屋」がこの後に続く感じでした
ピアノ協奏曲1番 自作
誰か演奏してください。
DL: https://drive.google.com/file/d/151YQlTvBs4AauutfEJpn249z7jaK0K51/view?usp=sharing
【色づく世界の明日から】より「17歳」 ピアノ五重奏版
世間はいろいろ大変だけど久しぶりに手がついたので。
このアニメ名作だと思うんですよ。
でも相変わらずピアノの書き方がよくわからない。
少女が時間になったら帰らなくちゃいけないの話なのでシンデレラを少し引用しました。
mylist/61026445
【Musescore3】今昔幻想郷~Flower Land【東方花映塚】
夏といえばひまわり、ひまわりの似合うキャラといえば幽香様
移植元(バンブラP)→sm32207645
【Musescore3】万年置き傘にご注意を【東方星蓮船】
ちょっとだけ移植元よりも手直しを行ってます。
バンブラP版(移植元)→sm31015634
【Musescore3】竹取飛翔~Lunatic Princess【東方永夜抄】
細かな部分は妥協しておりますが
大まかな雰囲気が伝わって下されば幸いです。
この曲の制作風景(YouTubeサイトに飛びます)→https://youtu.be/4mZQq0n-pLA
バンブラP版(移植元)→sm31926205
私立薔薇門高校・校歌(アレンジ)
TVアニメ「学園ハンサム」劇中歌の『私立薔薇門高校・校歌』をアレンジしてMuseScoreを使い楽譜にしました。
校歌なら全校集会とかで歌うかなと思ったのでピアノと人が出せる音(ハンドクラップと足踏み)だけにしました。ラップや掛け声は無音になっています。絵は自分で描きました。
楽譜の書き方が絶対に間違っています!ピアノは実際に弾けるのかもわかりません。私は弾けません。MuseScoreの使い方がよくわかりません。アレンジも初めてやったので下手です。おかしいところがあったらすみません。
歌詞も含めとてもいい曲なので原曲もぜひ聴いてみてください。
https://www.nicovideo.jp/mylist/73272030
(↑今まで作ったやつ全部)
わんだー×まーちんぐ!(吹奏楽アレンジ)
(う〜、れっつごー!)マーチング用パーカッションは「Musescore Drumline」を使用しています。
ロックマン音源でNorthern Lights
前々からずっとやりたかったこの曲のロックマン音源
WoW64師が使っていた音源を一部拝借して作った
音楽理論とは一体…?な人が作ってるので色々捏造してるけど気にするな
…コイツ絵描き名乗ってるのになんで絵以外の物ばっか作ってるんだ?
使った音源:X1、X2、ゼロ2、ゼロ3、ZX、流星3
偉大なる原曲: https://youtu.be/eBLHijpaODM
MSCZ(Soundfont同梱): https://bit.ly/3yXIfqI
MP3: https://bit.ly/3z6cAUi
ちょっとした解説とか: https://pic-rainn.hatenablog.jp/entry/2021/06/07/163856
ベートーヴェン ピアノソナタ第23番「熱情」第3楽章 Piano Sonata "Appasionata" by L. Beethoven 3rd Mov. arranged to orchestra
以前も書きましたが、ベートーヴェンのピアノ曲というのは、まさにピアノのために書かれたものなので、それをオーケストラに編曲しても、曲そのものが持つ魅力を引き出すのは難しいですね。そうはいっても、楽聖ベートーヴェンの曲を外すわけにはいかないので、今回は思い切って「熱情ソナタ」の第3楽章をオーケストラにしてみました。「熱情ソナタ」は、古今のピアノソナタの中でも最高傑作で、ベートーヴェン円熟期の作品です。「熱情」という表題にふさわしく、随所にほとばしるパッションは、まさにベートーヴェンそのものです。前言を翻すようですが、最後のフィナーレの盛り上がりは、案外オーケストラで表現した方がいいかもしれません。どうでしょうか?
モーツァルト ロンドイ短調 K511 オーケストラ版 Rondo A-moll K511 by W.A. Mozart arranged to orchestra
さて、モーツァルトの番です。今回はピアノ曲の「ロンド イ短調 K511」をオーケストラに編曲してみましたのでお送りします。この曲は、以前お送りした「ロンド ニ長調 K485」と近い時期に書かれたので、おそらくモーツァルトは対の形で作ったのではないかと思います。2つのロンドの性格は全く正反対で、ニ長調のロンドが明るく華やかな主題をもとにしているのに対し、このイ短調の方は「イ短調」という調性からわかる通り、どこかメランコリックで物悲しい主題から始まります。何やらショパンのメロディーのようです。ただ、半音階的進行はモーツァルト独特です。この部分を演奏する楽器は、オーボエ以外は、ありえないと思って作り始めたのですが、どの部分もオーボエが良さそうなので、なにやらオーボエ協奏曲のようになってしまいました。でもそれなりに美しく響いていると思います。この曲はロンドと言っても、かなり自由な構成をしていて、中間部のヘ長調を経て、主題が再現するところあたりから、モーツァルトの天才がさく裂します。先ほど述べた半音階的進行が顕著になり、だんだんと、何調かわからなくなってきます。そしてまさに、無調の現代曲かと思わせる部分もあります。それでいて、何気なく元のイ短調に収束するのは、まさにモーツァルトの天才のなせる業と言っていいでしょう。最後は別れを惜しむように、そっと終わります。
シューベルト 即興曲 D935 第2番変イ長調 Impromptu D 935 No.2 As-dur by F. Schubert, arranged to orchestra
前回に続いて、シューベルトの即興曲 D935 第2番変イ長調をオーケストラに編曲しましたのでお送りします。この曲も私の大好きな曲で、比較的演奏しやすいので、私も好んでよく弾きます。曲は、A-B-Aという単純な3部形式で、最後のAの部分は、最初のAとコーダを除いて全く同じです。このあたりは、曲の構成には全く無頓着のシューベルトらしさを感じます。冒頭のAの部分は、まことに愛らしい童謡のようなメロディーで始まります。誰でも口ずさんで歌いたくなるようなメロディーですね。このメロディーは、最初はオーボエ、そのあとはフルートに割り当てましたが、なかなか楽器の音色にあっているように思います。ところが、気分よく聴いていると、Aの後半で、変イ長調の主題が、意表をついて突然、遠隔調に転調します。何調かわからないような経過部を経て、何気なくもとの変イ長調に戻ります。こういった意外性のある転調は、まさにシューベルトの面目躍如です。ではご鑑賞ください。
ベートーヴェン「32の変奏曲ハ短調」 オーケストラ版 32 Variations in C Minor, by L.V. Beethoven, arranged to orchestra
このところずっと、ピアノ曲をオーケストラに編曲したものをアップしてきました。だいたい、モーツァルト→ベートーヴェン→シューベルトという順番なので今回はベートーヴェンです。以前も触れましたが、やはりベートーヴェンのピアノ曲というのは、ピアノで演奏してこそ価値があるので、なかなかオーケストラになりそうな曲がありません。しかし今回取り上げた「創作主題による32の変奏曲 ハ短調」は編曲し甲斐がありました。この曲はベートーヴェン36歳ころの作品ですから、「運命」「田園」などを作曲したころのまさにベートーヴェン円熟期の大作です。テーマは8小節の短いものですが、2つの変奏が対になっていて、緩ー急、長調ー短調、強ー弱など自由奔放に変化していき、飽きることがありません。ハ短調というのはベートーヴェンにとって運命的な調であり、傑作ぞろいですが、この曲も例外ではなく、ベートーヴェン独特のパッションに満ちた迫力のある作品で、最後の盛り上がりも実に感動的です。オーケストラで聴くと、より迫力が増すような気がしますがどうでしょうか?
モーツァルト ピアノソナタ ハ長調 K.330 第2楽章 Piano Sonata C-dur K330 by W.A. Mozart 2nd Movement
今回はモーツァルトのピアノソナタ ハ長調 K.330の第2楽章をオーケストラに編曲しましたのでお送りします。この曲はかなりマイナーな曲なので、ピアノを演奏する人以外はあまり聴いたことがないかもしれません。今回この曲を選んだのには理由があります。この曲は比較的簡単なので、私も時々弾くのですが、弾いていると、この第2楽章は、木管楽器の音色を彷彿とさせるパッセージが随所に現れます。特に中間部は、モーツァルトが木管楽器を想像して作ったとしか思えません。少ない音符ですべてを表現するという、まさに「無駄な音符がひとつもない」というモーツァルトの作曲姿勢がうかがえます。実際、今回のオーケストレーションでは、中間部は弦楽器を一切排し、木管楽器(+ホルン)で作ってみました。まるで水墨画を見るような澄んだ美しさがありますが、どうでしょうか?ヘ短調の中間部が、最後のコーダで、ちらっとヘ長調で顔を出すのもなかなか面白いですね。
シューベルト「4つの即興曲 D935」第1曲ヘ短調 4 Impromptus D935 : No.1 F moll by F. Schubert arranged to orchestra
今回はシューベルトの「4つの即興曲D935」から第1曲ヘ短調のオーケストラ版をお送りします。この曲は若干地味で、ピアノに興味のない人はあまり聴いたことがないかもしれませんが、実は私の最も好きな曲のひとつです。この曲集は、シューベルト最晩年の1827年頃に作曲されました。シューベルトは同時期にもう一つの曲集「4つの即興曲 作品 D899」も作曲していますが、どれもメロディーの美しさや転調の妙に満ち溢れた傑作です。
さて、このヘ短調の曲も、とりわけ幻想的な美しさに満ちた名曲だと思います。この曲の形式は、ウィキペディアによると「展開部を欠いたソナタ形式」となっていますが、A-B-A'-B'-A''(コーダ)のような5部形式にも聴こえます。一応、AとA'はともに主調のヘ短調で、BとB'には、提示部と再現部を思わせる調性関係(B'が主調で再現する)があるので、ソナタ形式としたのでしょう。ただ、Aの中にも第2主題と思われる変イ長調の美しいメロディーがあり、それがA'ではヘ長調で再現するので、B、B'という中間部を挟んだソナタ形式とも言えます。それはさておき、その変イ長調の第2主題は、だれでも口ずさめるような親しみやすいメロディーで、一度聴いたら忘れられません。Bの中間部は幻想的で、まさに天国的な美しさといっていいでしょう。この部分はオーケストラ版では木管楽器が大活躍します。ただし、シューベルトの常として調性はきわめて複雑です。いきなり変イ短調ではじまり、さまざまな遠隔調をさまよい歩くので、演奏者は大変かもしれません。その点、Musescoreは、どんな楽譜でも音にしてくれるので楽です。ちなみに、Aの部分の最後に、めちゃくちゃ高い音が出てくるので、ヴァイオリンではうまく再現できませんでした。なので、この部分だけあえてピッコロを入れてみました。ではご鑑賞ください。
ベートーヴェン ピアノソナタ「ワルトシュタイン」第1楽章 オーケストラ版 「Waldstein Sonata」 by Beethoven 1st Mov. Arranged to Orchestra
モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトのピアノ曲をオーケストラに編曲してきました。今回は順番からいってベートーヴェンの番です。どんなピアノ曲がオーケストラにふさわしいか、色々考えましたが、なかなか思いつきません。というのは、ベートーヴェンという人は、楽器に対する思い入れが強く、とりわけピアノに対する思い入れが非常に強いため、彼のピアノ曲を他の楽器に編曲しようと思っても、曲想のすばらしさがなかなか伝わりません。やはりベートーヴェンは「ピアノのための音楽」を作ったのです。そんなわけで、なかなか選曲が難しかったですが、今回は「ワルトシュタインソナタ」として知られている「ピアノソナタ第21番 ハ長調 作品53」の第1楽章をオーケストラにしてみました。確かにこの曲もピアニスティックですが、冒頭の蒸気機関車が発車するような怒涛のごときスタッカートは、なんとなくファゴットやホルンの音色が浮かびます。またホ長調で現れるゆったりとした第2主題は、オーボエの朗々とした音色が思い浮かびます。そんなわけでなんとかオーケストラ的になったと思いますが、どうでしょうか?
モーツァルト「ロンド ニ長調 K485」オーケストラ版 Rondo D-dur K485 by W.A. Mozart arranged to orchestra
オーケストラへの編曲として、今回はモーツァルトのピアノの小品、「ロンド ニ長調 K485」をお送りします。この曲は、ソナチネアルバムなどにも載っていて演奏も比較的簡単なので弾いたことのある方もいらっしゃるでしょう。さて、この曲が作曲された経緯はよくわかっていないようです。というのはモーツァルトは28歳のころから、自分が作曲した曲の目録を自ら作り始めています。自分が後世に残る大作曲家であると自覚したためでしょうか?ところが、この作品目録になぜかこの「ロンド ニ長調」は記載されていません。モーツァルト自身は、とりたてて書くほどの曲ではないと思ったのでしょうか?それともこの曲がモーツァルトの真作ではないということでしょうか?いや、この曲は誰が聴いても紛れもなくモーツァルトの曲で、他の作曲家には創れるはずがありません。いずれにしてもこの曲が作曲されたのは、彼が「フィガロの結婚」を作曲した円熟期であることは間違いありません。
曲の出だしは、モーツァルトが若いころ(16歳ころ)に作曲した「ディヴェルティメントニ長調 K. 136 (125a) 」とそっくりで、モーツァルト独特のタター、タターという前打音的な音型が魅力的です。ちなみに、このタター、タターがちゃんと弾くのは難しく、超一流の演奏家でも大変のようです(案外子供の方がうまいかも)。さて、出だしこそ若い時の曲と似ていますが、それから続く楽想はまさに自由奔放、ロマン派的、いや現代的で、円熟期のモーツァルトならではの流れです。なにしろ、最初のニ長調のテーマが、変形したものも含めると、→イ長調→ロ短調→イ長調→ロ短調→ト長調→ニ長調→ニ短調→ヘ長調→ニ長調→変ロ長調→ニ長調、と短い間に目まぐるしく変幻自在に変化します。まさに天才のなせる業ですね。その辺のことろをどうぞご鑑賞ください。
シューベルト「ピアノソナタ第16番 イ短調 作品42 D 845」第1楽章 Piano Sonata A-moll by F. Schubert 1st Movement
これまでに、モーツァルトの「トルコ行進曲」とベートーヴェンの「月光ソナタ」をオーケストラに編曲しました。次はシューベルトの曲で、何かオーケストラに編曲できないかと考えました。シューベルトといえば歌曲です。シューベルトの歌曲は、これまでにリスト、ベルリオーズ、ブラームス、 ヴェーベルン、ブリテンといった名だたる作曲家がオーケストラに編曲しています。ピアノ曲はどうかと言えば、「さすらい人幻想曲」を確かリストが編曲していたと思います。そこで、今回私は「ピアノソナタ第16番 イ短調 作品42 D 845」の第1楽章に挑戦してみました。というのは、冒頭のメロディーが、クラリネットとファゴットのユニゾンで奏されるのが頭に浮かんだからです。さて、この曲はシューベルトにしては、ややマイナーな曲ですが、晩年の(といっても28歳くらいですが)の名作といっていいでしょう。ただ、シューベルトのソナタの常として同じような繰り返しが多く「長すぎる」ので、よほどのシューベルト好きでないと、退屈かもしれません。それとこれまたシューベルトの常として、滾々と湧き上がる楽想を第1楽章から譜面にしていくので、第3楽章、第4楽章とだんだん影が薄くなっていくきらいがあります。第2楽章までで終わった「未完成交響曲」が最大の名曲というのもうなづけますね。しかし実際にオーケストラの譜面にしてみると、意外にもオーケストラにマッチした譜面のように感じました。シューベルトはピアノを持っていなかったので(そもそも住む家も持っておらず、友人の家を泊まり歩いていた)、ピアノなしでピアノの曲を書いたからと思われます。モーツァルトやベートーヴェンは「ピアノ」という楽器をすこぶる意識して曲を作るので、オーケストラにすると、あるパッセージにふさわしい楽器がなかなか思いつかないことがあります。やはりピアノでなければならない楽想なのですね。その点シューベルトのピアノ曲は、大体の部分はぴったりとマッチした楽器が思いつきます。どうぞご鑑賞ください。