【吹奏楽】 ジョナサン・ニューマン『クライミング・パルナサス』

【吹奏楽】 ジョナサン・ニューマン『クライミング・パルナサス』

Jonathan Newman : Climbing Parnassus あえて訳せば、『パルナッソス山に登る』になるか。ギリシア神話ではパルナッソス山は芸術の発祥の地とされており、パルナッソス山に登るということはすなわち芸術の道を極めることを意味する。この曲は、各楽器が奏でる単音を緻密に積み重ねひとつの音響世界を産み出すという、吹奏楽では異色の手法が用いられており、題名に恥じることのない非常に意欲的な作品となっている。生演奏の場合、倍音が豊かに響き充実した空間が現れるのだが、録音ではそれを再現できていないのが残念である。派手でもなく、動きも少ないので一般には好まれないかもしれないが、耳を傾ける価値は十分にある。【水槽厨にこそ聴いてほしい吹奏楽傑作選  mylist/20183976

http://www.nicovideo.jp/watch/sm11681084