服部富子『満州娘』北京語版5…桜花(サクラ・テン)「嬌滴滴」

服部富子『満州娘』北京語版5…桜花(サクラ・テン)「嬌滴滴」

1930年代は南洋群島を舞台にした『酋長の娘』や台湾を舞台にした『蕃社の娘』など、大日本帝国では「植民地の女の子ネタ」の歌謡曲が大流行。その1つが1938年にヒットした『満洲娘』。その年にさっそく満州では満州娘(実はニセモノで日本人)の李香蘭が、「滿洲姑娘( sm25103998 )」として満語(=北京語)でカバー。戦後は台湾で「鄉村小姑娘( sm25103952 )」(=田舎娘)や「內山少年家( sm27275486 )」(=山の少年)という台湾語のカバーが出現。香港で北京語版の「東北姑娘( sm25104513 )」や「豆蔻年華( sm27276475 )」が出ましたが、シンガポールで1970年に出た北京語版が「嬌滴滴」で、2番は日本語の『満州娘』。歌ってる桜花(サクラ・テン)はなぜ「テン」かというと、本名が鄧彩英だから。つまり鄧麗君(テレサ・テン)のテンと同じ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm30471336