バッハ:トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540

バッハ:トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=-6bf1UM5e18 )。バッハが作曲したオルガン曲の多くは、ヴァイマルにおいてザクセン=ヴァイマル公国の宮廷オルガニストに就いていた1708年~1717年の間に作られたといわれており、この「トッカータとフーガ ヘ長調」BWV540も、このころに着手されたと考えられています。ただ、バッハ研究家によるとヴァイマルで完成させたのは「トッカータ」のみで、「フーガ」は1717年にケーテンでアンハルト=ケーテン侯国の宮廷楽長になってから作曲されたようです。バッハの「トッカータとフーガ」といえば、通常は有名な「ニ短調」BWV565が連想されますが、後年に作られた本作は重低音に支えられて雄大な楽想が鳴り響く構成になっており、「トッカータ」と「フーガ」が別の時期に作曲されたにも関わらず、完成度の高さは明らかにBWV565を上回る傑作となっています。カール・リヒター(オルガン)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33146426