“改ざん”麻生大臣が処分など発表 財務省記者会見ノーカット

“改ざん”麻生大臣が処分など発表 財務省記者会見ノーカット

森友学園をめぐる決裁文書の改ざん問題で、財務省は佐川前理財局長が改ざんを事実上指示していたと認定し、停職3か月の懲戒処分相当とするなど20人の処分を発表しました。麻生副総理兼財務大臣は、責任を明確にするため閣僚給与1年分を自主的に返納することを明らかにしました。財務省が発表した報告書によりますと、佐川前理財局長は去年2月下旬、部下から決裁文書の内容の報告を受けた際に「このままでは外に出せない」と話し、部下は文書を直す必要があると認識したということです。また佐川前局長は部下の課長らに対して「担当者に任せるのではなく、しっかりと見るように」と指示し、部下は文書を直したうえで佐川氏の了解を得ることが必要になるという認識に至ったとしています。このため財務省は「佐川前局長が改ざんの方向性を決定付け、問題行為の全般について責任がある」として、改ざんを事実上指示していたと認定し、佐川前局長を今回の処分の中で最も重い停職3か月の懲戒処分相当とし、退職金から513万円を減額することにしました。佐川氏の部下だった理財局の総務課長も、改ざんで中核的な役割を担っていたなどとして停職1か月の懲戒処分としました。さらに、直接改ざんに関わっていないものの、当時の事務次官や官房長と、今の近畿財務局長、理財局長の監督責任なども問い、処分の対象は全体で20人に上ります。麻生副総理は記者会見で、引き続き財務大臣にとどまって信頼回復に取り組む一方、責任を明確にするため閣僚給与1年分、170万円を自主的に返納することを明らかにしました。また報告書では改ざん以外にも、国会に提出するよう求められていた学園側との交渉記録を意図的に廃棄していた問題の経緯も説明しています。記者会見は午後8時過ぎまで4時間半以上にわたって続き、この中で矢野官房長は「胸を張れる調査結果だという自信はないが、全部出すというつもりでやったのは確かだ。納得してもらえるかどうかは国民の受け止め次第だ」と述べました。 NHK 2018年6月4日21時11分 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180604/k10011464141000.html

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33316228