福島第二原発を廃炉の方向で検討 東京電力の小早川智明社長

福島第二原発を廃炉の方向で検討 東京電力の小早川智明社長

東日本大震災以降、運転を停止している福島第二原子力発電所について、東京電力の小早川智明社長は、6月14日、福島県の内堀知事に廃炉の方向で検討することを明らかにしました。震災の前、10基あった福島県内の原発は、すべて廃炉となる見通しになりました。震災以降、4基すべての運転が停止されたままとなっています。これについて、小早川社長は14日、福島県庁を訪れ、内堀知事に「福島の風評や住民の帰還が進まない状況を踏まえると、このままあいまいな状態を続けることが復興の足かせになるのではないかと思った。当社としては、第二原発のすべての号機を廃炉の方向で具体的な検討に入って参りたい」と述べ、廃炉の方向で検討することを明らかにしました。福島第二をめぐっては、福島県議会が廃炉を求める請願を採択していたのをはじめ、立地自治体の富岡町と楢葉町の議会が廃炉を求める意見書を採択し、内堀知事も再三、早期に廃炉にするよう政府と東京電力に求めていました。しかし、東京電力はこれまで、国のエネルギー政策など、事業環境を取り巻く状況を総合的に判断するなどとして、廃炉について明言を避けてきました。これにより震災の前、10基あった福島県内の原発は、すべて廃炉となる見通しになりました。 福島県の内堀知事は記者会見を行い、 「私が重く受け止めているのは、『これ以上あいまいにしておくべきではない』という言葉だ。この言葉のもとで、しっかりと第二原発の廃炉に取り組んでいただけるものと確信している」 と述べました。 NHK2018年6月14日 10時13分 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180614/k10011477391000.html 関連 柏崎刈羽原発 世耕経済産業大臣「花角新知事の考え伺いたい」 sm33353296 内堀雅雄知事「福島第二原発の廃炉を」 世耕経済産業大臣に要請 sm33334606 東電が他社の原発支援 原子力規制委から批判相次ぐ sm33301326 【3.11特集】東電はどう裁かれるのか 〜裁判で見えてきた新事実〜 sm32875043 津波対策先送りは「合理性ある」 東電裁判で弁護側証人が証言 sm33362779

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