【神道シリーズ】第27回・祇園信仰(新羅の神(牛頭天王)と陰陽五行思想)神道無関係w②

【神道シリーズ】第27回・祇園信仰(新羅の神(牛頭天王)と陰陽五行思想)神道無関係w②

前回は祇園信仰の成り立ちと基本構造についてお話しましたが、とにかく祇園信仰とは、朝鮮半島(新羅)から伝わった牛頭天王(スサノオ)と道教伝説で中国⇒半島⇒播磨(兵庫)と伝わった蘇民将来の伝説(武塔神=天刑星)の習合からなるもので、所謂「神道」(古事記・日本書紀に基づくもの)とはまったく無関係の信仰で、今回は全国に広がった祇園祭(地域によっては天王祭<牛頭天王>とも呼ばれる)に注目し、多様化して広がった祇園祭(ないしは天王祭)を見て行きたいと思います。日本の三大祭と言えば、この祇園祭と天神祭(御霊信仰と浄土信仰と天台密教)と神田祭(神田明神=御霊信仰と真言密教)と、いずれも古事記・日本書紀にはまったく無関係で、いわゆる「神道」とは無関係です。しかしこの「神道」にまったく無関係な三大祭のうちの祇園祭(天王祭)と天神祭はおよそ日本の都市部(大都市・中小都市)のほとんどで見られ、残りは山間部などの修験道系(真言密教系)と考えると、そもそも「神道」などというものは存在するのか?と疑問を感じざるを得ません。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33610870