グリンカ:歌劇「皇帝に捧げた命」より 終曲の合唱「栄光あれ」

グリンカ:歌劇「皇帝に捧げた命」より 終曲の合唱「栄光あれ」

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=i7vGnKXrVYI )。ミハイル・イヴァーノヴィチ・グリンカ(1804 - 1857)の歌劇といえば、「ルスランとリュドミラ」の序曲が極めて有名ですが、音楽史上で重要なのは1836年初演の「皇帝に捧げた命」です。この作品はロシアを舞台として、ロシア民謡のフレーズに基づく音楽を活用して作られた、ロシア史上初の土着型歌劇であり、それまでイタリアやフランスの影響下にあったロシア音楽界が自立の道を歩む転回点となりました。ロシアにおいて 「皇帝に捧げた命」は重要な作品であり、ロシア革命により帝政が倒れた後も、国民の愛国心を鼓舞するため「イヴァン・スサーニン」と改題されて演奏され続けました。 その終曲が合唱「栄光あれ」です。なお、帝政ロシア国歌「神よ、皇帝を護りたまえ」はロシア革命後に演奏が禁止されましたが、革命前に作曲された愛国的作品には数多く引用されているため、国歌の旋律を「栄光あれ」に差し替えて演奏された(例えばチャイコフスキーのスラヴ行進曲: sm33977623 )ことが知られています。アレクセイ・カラバノフ指揮ミハイロフスキー劇場管弦楽団・合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33977356