ベルンハルト・クルーセル:クラリネット協奏曲第1番 変ホ長調 作品1

ベルンハルト・クルーセル:クラリネット協奏曲第1番 変ホ長調 作品1

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=aJcCq2p4XBs )。シベリウス以前で最も国際的に知名度が高かったフィンランドの作曲家ベルンハルト・ヘンリク・クルーセル(1775 - 1838)は、優れたクラリネット奏者として活躍しており、その作品も自らが演奏することを前提とした高度なクラリネットの技法を駆使したものが多数残されています。それらの頂点にあるのが3曲のクラリネット協奏曲で、これらの作品には後年の国民楽派作品で聴かれるような北欧の響きはほとんどなく、正しい意味で古典派の協奏曲となっています。1811年頃に出版されたクラリネット協奏曲第1番 変ホ長調には「作品1」の番号が付けられており、クルーセルが公式に最初に発表した作品ですが、既に古典派としての音楽様式が確立しており、モーツァルトの作品に続く王道の古典派協奏曲といえます。また、技巧的なクラリネットの響きはクルーセルが優れたクラリネット奏者であったことの証明となっています。ペール・ビルマン(クラリネット)ジェラール・コルステン指揮ウプサラ室内管弦楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37913869