マーラー:交響曲様式による音詩「巨人」(交響曲第1番 ニ長調 第2稿)

マーラー:交響曲様式による音詩「巨人」(交響曲第1番 ニ長調 第2稿)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=VeRs8V2R7XA )。マーラーの交響曲第1番には3つの稿があり、第1稿及び第2稿は5つの楽章で構成されていて、(マーラー自身は交響曲と呼んでいましたが)初演時にはスメタナの「わが祖国」のような連作交響詩とされていました。その後、第3稿では全4楽章に改訂して交響曲として初演され、これが現在よく演奏される稿となっています。このうち、1889年にブダペストで初演された第1稿(ブダペスト稿)は現存していませんが、1893年にハンブルクで演奏された第2稿(ハンブルク稿)は自筆譜が現存しており、この後の交響曲第2番、第5番などの5楽章交響曲を先取りするものとして、少数ながら演奏・録音されています。第2稿は演奏に当たって「交響曲様式による音詩」とされ、ジャン・パウルの小説にちなんで「巨人」という標題が付けられ、各楽章にも標題が付けられました。ただ、この標題は作品が完成した後に友人の勧めでつけられたもので、第3稿では「作品に対する誤解を招く」という理由で削除されています。オーレ・クリスティアン・ルード指揮ノールショピング交響楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39516995