「世界最速記録だけど、真似しちゃダメよん♡」

「世界最速記録だけど、真似しちゃダメよん♡」

 1988年12月31日。カリーニングラード飛行隊のTu-134が乗客76名を乗せてカリーニングラードから出発し、目的地のオデッサへ向けて降下を始めた。 しかし機長は減速する事無く600km/h(324kt)前後でアプローチを始め、着陸装置も規定より90km/h以上速度超過して展開(飛行規定では330km/h(178kt)推奨で、最大許容速度は400km/h(216kt)だったが事故機は440-450km/h(237-243kt)で展開した。)、フラップも速度超過のまま展開。 11時21分、事故機は滑走路末端から8~900m地点で1.25Gの過負荷で尚且つ415km/h(224kt)でタッチダウン。スポイラーが展開し、フラップも収納。逆推力と車輪ブレーキでフルブレーキをかけたが滑走路末端を通過し飛び出す形で停止した。 機体に大きな損傷はなく、乗客も全員無傷。規定を無視したパイロットは懲戒処分になったとか。 機体に異常が無いまま着陸した415km/hは民間航空機で最速記録になるそうです。 参考記録 コンコルド 290-330km/h(156-178kt) キャセイパシフィック航空870便 430km/h(230kt)※第1エンジン出力が75%のまま着陸。 DHL OOーDLL 408km/h(220kt。但しアプローチ速度)※左翼にミサイルを被弾し全ての油圧系統が喪失した状態での着陸。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40437294