<福島報告>将来の健康被害に備えて毛髪と歯の保存運動が始まる

<福島報告>将来の健康被害に備えて毛髪と歯の保存運動が始まる

 将来、放射線の内部被ばくの影響で健康被害が出た場合の治療や補償などに備えるため、福島県で毛髪を保存する運動が始まった。千葉県松戸市では乳歯から被ばくを解明しようという試みが検討されている。 福島県や周辺の地域では3月の福島第一原子力発電所の事故以降、多くの住民が放射線に被ばくをした可能性が高い。しかし、放射線被曝による健康被害の症状が顕れるまでに5年以上の年月を要する場合が多いため、いざ病気が発症した時にその原因を証明できない恐れがある。 そこで、内部被ばくの状況を解明するためには、毛髪や歯の保存が有効というのだ。専門家によると、毛髪は血液や尿などと同様にバイオアッセイ(生物検定)法で被ばくの状況を測定できるという。骨と同じカルシウムでできている歯はストロンチウムが蓄積されやすい性質を持つ…。 毛髪と歯の保存運動の現状を医療ジャーナリストの藍原寛子氏がレポートした。

http://www.nicovideo.jp/watch/so16466945