道具の品格は持ち主の人格 『徒然草 気まま読み』#67

道具の品格は持ち主の人格 『徒然草 気まま読み』#67

今回扱うのは、第八十一段。前段を紹介すると… 屏風・障子などの繪も文字も、かたくななる筆樣(ふでやう)して書きたるが、見にくきよりも、宿の主人(あるじ)の拙く覺ゆるなり。屏風や障子の絵や文字が、まずい筆つきで書かれていると、それが見苦しいというよりも、そんな調度品を使っている主人がつまらない人物に思えてくる。持っているもの、使っているものによって、その人の人格が測られてしまうものだ…いろんな場面で今でも起こりそうなことだけれども、心当たりはないでしょうか?

http://www.nicovideo.jp/watch/so36354888