海ノ民話のまちプロジェクトアニメーション 第25話~第27話 岡山県倉敷市「銀のつづらと金の浜」/徳島県小松島市「ゼンパはん」/愛媛県今治市「クジラのお礼まいり」

海ノ民話のまちプロジェクトアニメーション 第25話~第27話 岡山県倉敷市「銀のつづらと金の浜」/徳島県小松島市「ゼンパはん」/愛媛県今治市「クジラのお礼まいり」

藤十郎が漁をしていると、経櫃が網にかかった。お寺に持っていくと『大般若経』 という有り難いお経だとわかる。その後、お経を寺に届けたお礼だと稚児からつづらをもらう。「家に帰るまで開けてはならぬ」と言われたが、帰り道に開けてしまう。すると中には金や銀が入ってた。家に持ち帰り喜んで開けてみると、中から龍が飛び出し、藤十郎はつづらを浜に戻した。つづらを置いた浜は金色に輝き、『金浜』と呼ばれるようになった。/村人から「ゼンパはん」と呼ばれる、善八という若い漁師がいた。不漁続きのある年のこと、漁に出たゼンパはんは海坊主と遭遇。ゼンパはんが恐怖で目を覆うと、海坊主は「目を開けえ」と繰り返す。翌朝、舟の上で目を覚ますと、海坊主の代わりに大きな岩が立っていた。舟の中の魚を村人にわけると、取っても取ってもなくならない。ゼンパはんは海に手を合わせ、海坊主にお礼を伝えた。/母クジラが海でうたたねをしていると、潮が引いて動けなくなってしまった。子クジラの泣き声を聞いたお地蔵様は、母クジラを助けるため海に向かって呼びかけ、集まった海の生き物たちが母クジラを救出し、無事に海の中に帰ることができた。それから春になると鯛崎島には30頭ものクジラがお礼まいりにくるようになった。出演:立川志の太郎、山本真由美、四宮豪、冨田泰代監督:沼田心之介©日本財団 ©一般社団法人日本昔ばなし協会 so42139094 ←前話 第一話→ so42139184

http://www.nicovideo.jp/watch/so42139093