中森明菜の人気が爆発して地元アイドルを圧倒していた80年代の香港。当時売り出し中のアイドル・李麗蕊(サラ・リー)が85年に『セカンド・ラブ』をカバーしたのが「蛻変」。アレンジは原曲そのままですが、歌詞の内容はといえば、「ラブソングを聴くたびに、100%オカシくなる私は月を眺めて妄想するの。誰かに熱くキスされたい、強く抱きしめられたい、愛とは何か体験してみたい。もうガマンできない!」という過激なもの。さらにサビでは、勉強しろとかうるさい大人への怒りが爆発し、「私は私よ」だの「誰も私、わかってくれない」だの…まるで『少女A』や『1/2の神話』そのまんまのノリ。ようは明菜の純情バラードのメロディで、明菜のツッパリソングを歌ってみた?