Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=WfQzEBFdEmw )。ヨハン・ゼバスティアン・バッハの「管弦楽組曲」は第1番BWV1066~第4番BWV1069の4つが知られていますが、かつての旧バッハ全集においては、第5番BWV1070が含まれていました。これは、約80のバッハ作品の写譜を行ったクリスティアン・フリートリヒ・ペンツェル(1737~1801)がこの作品のパート譜を遺していたためで、これに「バッハ」と名前が記されていたことから、バッハの作品であることはほぼ間違いないと考えられていました。ただし、一聴すればわかるように「第5番」は他の組曲第1番~第4番と明らかに異なっています。特に顕著な違いは、弦楽のみの編成であること(「管弦楽」ではない)、そして様式がフランス風序曲ではないことで、これらの理由から現在ではバッハの作品ではないと考えられています。真の作曲者について最も有力な説は、パート譜に記載された名前がファーストネームのない「バッハ」一語のみであることから、彼の長男ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710 - 1784)だとするものですが、これはあくまでも推測にすぎず、断定できる確証がないのが現状です。ラインハルト・ゲーベル指揮ムジカ・アンティクァ・ケルン