バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BWV894

バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BWV894

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=zYccvhhTmNw )。バッハのオルガン以外の鍵盤楽器のための作品群はBWV772~994になりますが、平均律クラヴィーア曲集第2巻と「半音階的幻想曲とフーガ ニ短調」の間にある作品(BWV894~902)は、あまり演奏される機会がありません。その中で比較的知られているのが、1730年代に完成した「前奏曲とフーガ イ短調」BWV894です。この作品が知られているのは、後にバッハ自身の手により編曲されて「フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲 イ短調」BWV1044となったことによります(前奏曲が第1楽章、フーガが第3楽章に転用)。つまり、「三重協奏曲の原曲」としての知名度はあるものの、他の有名な鍵盤楽器用作品と比べるとそれほど演奏される機会はないようです。しかし、演奏難度が極めて高く、曲の構成も有名なオルガン作品に引けを取らない大規模なこの作品は、バッハの鍵盤作品としてもっと知られてもいいように思われます。キット・アームストロング(ピアノ)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35223355