バッハ:カンタータ第18番「天より雨と雪降るがごとく」BWV18

バッハ:カンタータ第18番「天より雨と雪降るがごとく」BWV18

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=zCyG0N_OLGk )。1708年にザクセン=ヴァイマル公国の宮廷オルガニストとなったバッハは、それからしばらくの間カンタータを作曲しませんでした。しかし1713年、彼は久しぶりにカンタータを作曲します。それが第18番「天より雨と雪降るがごとく」BWV18です。この作品で歌われるのは、ルカによる福音書から「種は神の言葉である」とイエスが説く話に基づくもので、豊かな実(信仰心)を結ぶために正しい心を持つ「良い土地」となるように人々に語り掛ける内容となっています。音楽様式としては、レチタティーヴォ(話すような独唱)を中心に据えて、アリアを織り交ぜつつ、コラールで締めくくるというバッハの教会カンタータの基本形になっていますが、この作品はそういった様式を採用した初の作品であり、バッハが試行錯誤しつつも新しいカンタータの形を作り上げた重要な作品とされています。なお、1713年にヴァイマルで初演されたときはヴィオラ4という地味な編成でしたが、後にライプツィヒで再び演奏された際にリコーダー2が追加されており、現在ではこのライプツィヒ版がよく演奏されています(この動画もライプツィヒ版の演奏です)。ヌリア・リアル(ソプラノ)櫻田亮(テノール)ドミニク・ヴェルナー(バス)ルドルフ・ルッツ指揮バッハ財団管弦楽団・合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37265967